インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
Public
ドキュメント目次

1.11.1. VerilogおよびSystemVerilog合成のサポート

インテル® Quartus® Primeの合成では、次のVerilog HDL言語規格をサポートします。
  • Verilog-1995 (IEEE Standard 1364-1995)
  • Verilog-2001 (IEEE Standard 1364-2001)
  • SystemVerilog-2005 (IEEE Standard 1800-2005)
  • SystemVerilog-2009 (IEEE Standard 1800-2009)
  • SystemVerilog-2012 (IEEE Standard 1800-2012)

次の重要なガイドラインは、Verilog HDLおよびSystemVerilogの インテル® Quartus® Prime合成に適用されます。

  • コンパイラーはデフォルトで、Verilog-2001規格を拡張子が .v のファイルに対して使用します。拡張子が .sv のファイルには、SystemVerilog規格を使用します。
  • スクリプトを使用してデザインファイルを追加する場合は、-HDL_VERSION コマンドを使用して各デザインファイルのHDLバージョンを指定します。
  • コンパイラーのVerilog HDLサポートでは、Verilog HDL規格に従い大文字と小文字を区別します。
  • コンパイラーは、コンパイラー・ディレクティブの `define をVerilog HDL規格に従いサポートします。
  • コンパイラーは、コンパイラー・ディレクティブの include をサポートしており、絶対パス (「/」または「\」をセパレーターとして含む)、または相対パスでファイルを含めることができます。
  • 相対パスを検索する場合、コンパイラーは、最初にプロジェクト・ディレクトリーに対して検索します。ファイルが見つからない場合は、すべてのユーザー・ライブラリーに対して検索します。最後に、コンパイラーは現在のファイルのディレクトリー位置に対して検索します。
  • インテル® Quartus® Primeプロ・エディションの合成では、合成プロセスにおいて、他のQuartusソフトウェア・ツールよりも早い段階ですべてのモジュールまたはエンティティーを検索します。早期に検索することにより、未定義のエンティティーの構文エラーが他のQuartusソフトウェア・ツールよりも早く発生します。