インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.3.1.3. Object Set Console

Object Set Consoleを使用すると、コンソールで管理するリストが複数ある場合に、現在選択し、強調表示および色付けされているノード・オブジェクト・セット間を簡単に移動して操作することができます。 Object Set Consoleダイアログボックスを起動するには、RTLアナライザー・メニューで View > Object Set Console Window を選択します。

Object Set Consoleは上部のペインと下部のペインに分割されています。これらのペインについては次のセクションで説明します。

Object Set Consoleウィンドウの上部ペイン

上部のペインには、デザインで現在選択され、強調表示および色付けされているノードが表示されます。

Connectivity Tracerツールを使用してデザインのファンインまたはファンアウト接続をトレースする例で説明します。特定のトレースパスを表示すると、そのパスは回路図ビューアーで強調表示されます。Connectivity Tracerから、1つまたは複数のトレースパスで Show Path をクリックすると、上部ペインにはすべてのパスが異なる色コードでリストされます。次の図を参照してください。

図 18. Object Set Consoleの上部ペイン

コンテキスト・メニューを使用して、ノードの色の変更、トレースパス識別子名の変更、ノードの表示/非表示の切り替え、1つまたは複数のトレースパスの非表示、またはリストからのノードの削除を行います。詳細は次の図のとおりです。

図 19. Object Set Consoleウィンドウ

ノードの色を変更するには、Change Color オプションを使用します。または、下部ペインの Highlight オプションを直接使用して色を選択し、トレースパスを目的の色で強調表示します。

図 20. コンテキスト・メニューからのノードの色の変更

Object Set Consoleウィンドウの下部ペイン

上部ペインでノードの1つを選択すると、下部ペインには、そのノードの一部であるネットリスト・オブジェクトすべて (ポート、インスタンス、インスタンス・ポート、ネット) のツリービューまたはリストビューが表示されます。コンテキスト・メニューを使用すると、目的のノードを選択して回路図ビューアー内の新しいタブに表示し、パスを別の色で強調表示/解除することができます。

View サブオプション (リスト、階層、タイプ) を使用すると、トレースパスのビューを変更することができます。デフォルトでは、オブジェクトは下部ペインに階層的に編成されます。
  • List では、すべてのネットリスト・オブジェクトをリストします。
  • Hierarchy では、トレースパス内のネットリスト・オブジェクトを階層的に配置します。これはデフォルトのビューです。
  • Type では、ネットリスト・オブジェクトをタイプ (ポートやネットなど) で分類してリストします。
図 21. 下部ペインのコンテキスト・メニュー
図 22. 回路図ビューアーの新しいタブに表示されるノード例

下部ペイン

下部ペインには、回路図ビューアーで現在選択されているすべてのネットリスト・オブジェクト (ポート、インスタンス、インスタンス・ポート、ネットなど) がリストされます。コンテキスト・メニューを使用すると、新しいタブでオブジェクトを表示したり、デザインファイル内でノードを検索したりすることができます。