インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.3.1.4. モジュール・インターフェイス

RTLアナライザーの回路図ビューアーは、SystemVerilogのインターフェイスを含むデザインのモジュール・インターフェイスの表示をサポートします。 インターフェイス・モードにアクセスするには、回路図ビューアーでデザインを起動し、タブのコンテキスト・メニューからインターフェイス・モードの1つを選択します。RTLアナライザーは、次の図に示すように、3つのインターフェイス・モードをサポートします。
図 24. インターフェイス・モード
注: アンバンドル・インスタンス・モードの詳細については、バンドル・インスタンス を参照してください。

インターフェイスなしモード (デフォルト)

これはデフォルトのモードで、インターフェイスの一部であっても、すべてのポートが個別に表示されます。

次の例では、cu1、および u2 モジュールのすべてのポートがグループ化されずにリストされています。

図 25. インターフェイスなしモード

インターフェイスありモード

このモードでは、インターフェイスのすべてのポートがグループ化され、コンパクトで簡略化された回路図が表示されます。インターフェイスには、ポートの横に展開ボタン「+」と二重の縦線があります。各インターフェイスを展開すると、そのインターフェイスの下にあるすべてのポートを表示することができます。

次の例の u1 モジュールでは、cpucpu_bus[0]cpu_bus[1]、および cpu_mp インターフェイスの一部であるポートがすべてグループ化されています (「+」記号で示されている)。各インターフェイスには、その横に2本の濃い灰色の線が示されています。

図 26. インターフェイスありモード

このモードでは、インターフェイスを展開してそのインターフェイスの下のポートを選択すると、関連するすべてのポート (入力/出力) が自動的に強調表示されます。

次の例では、cu1u2 モジュールで cpu_mp インターフェイスを展開し、それらのモジュールのいずれかの cpu_mp.clk ポートを選択すると、次の図に示すように、関連するすべてのポートが自動的に強調表示されます (赤で示されている)。

図 27. インターフェイスの展開
注:

関連ポートは、Object Set Consoleウィンドウでも確認することができます。

インターフェイス限定モード

このモードでは、インターフェイスを備えるモジュールのみが回路図ビューアーに表示されます。インターフェイスのないポートとオブジェクトはすべて除外されます。このモードは、インターフェイスで接続されているモジュール間の関係を確認するのに役立ちます。各インターフェイスを展開すると、そのインターフェイスの下にあるすべてのポートが表示されます。

次の例では、インターフェイスのないポート o[3:0]c および u1 モジュールから除外されています。また、その他のオブジェクトがすべて回路図ビューアーに表示されなくなります。

図 28. インターフェイス限定モード