インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1409959858382
Ixiasoft
1.1. コンパイルの概要
1.2. Compilation Dashboardの使用
1.3. デザイン・ネットリストのインフラストラクチャー (ベータ版)
1.4. デザインの合成
1.5. デザインの配置配線
1.6. インクリメンタル最適化フロー
1.7. Fast Forwardコンパイルフロー
1.8. フルコンパイル・フロー
1.9. コンパイル結果のエクスポート
1.10. 他のEDAツールの統合
1.11. 合成言語のサポート
1.12. コンパイラーの最適化手法
1.13. 合成設定のリファレンス
1.14. フィッター設定のリファレンス
1.15. デザインのコンパイルの改訂履歴
インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1409959858382
Ixiasoft
1.11.1.4. 初期のコンストラクトとメモリー・システム・タスク
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、パワーアップ条件をVerilog HDL initial コンストラクトから推論します。 また、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、RAMブロックなどの変数のパワーアップ設定も作成します。合成不可能なコンストラクトが initial ブロックで検出されると、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアはエラーを生成します。
このようなエラーを回避するには、合成不可能なコンストラクト (シミュレーション専用のコンストラクトなど) を translate_off および translate_on 合成ディレクティブで囲みます。初期のコンストラクトを合成することで、合成後のデザインのパワーアップ状態と元のHDLコードのパワーアップ状態がシミュレーションで一致するようになります。
注: 一部のサードパーティー製EDA合成ツールでは、初期のブロックでパワーアップ条件を推論しません。合成ツール間で変換する場合は、パワーアップ条件を正しく設定する必要があります。
インテル® Quartus® Primeの合成では、$readmemb および $readmemh システムタスクをサポートします。これにより、メモリーを初期化します。
Verilog HDLコード: readmembコマンドでのRAMの初期化
reg [7:0] ram[0:15]; initial begin $readmemb("ram.txt", ram); end
テキストファイルを作成してメモリーの初期化に使用する場合は、新しい行で @<location > 形式を使用してアドレスを指定し、次の行に 110101 や abcde などのメモリーワードを指定します。
次の例は、RAMのメモリー初期化ファイル (.mif) の一部を示しています。
テキストファイル形式: readmembコマンドでのRAMの初期化
@0 00000000 @1 00000001 @2 00000010 … @e 00001110 @f 00001111