インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザインのコンパイル

ID 683236
日付 6/26/2023
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ドキュメント目次

1.10. 他のEDAツールの統合

オプションで、合成、ネットリスト分割、シミュレーション、およびシグナル・インテグリティー検証に向けてサポートされているEDAツールを インテル® Quartus® Primeのデザインフローに統合することができます。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、サポートされているEDA合成ツールからの入力ネットリスト・ファイルをサポートします。コンパイラーのEDA Netlist Writerモジュール (quartus_eda) では、他のEDAツールでの処理に使用する出力ファイルを自動的に生成することができます。EDA Netlist Writerは、オプションでフルコンパイルの一部として実行されます。または、EDA Netlist WriterをGUIまたはコマンドラインから個別に実行することもできます。次の機能を使用して、EDAツールの統合を簡単にすることができます。

表 29.  EDAツールの統合機能
EDAの統合におけるタスク EDAの統合機能
他のEDAツールで処理を行うための出力ファイル生成に向けた設定の指定 Assignments > Settings > EDA Tool Settings をクリックし、サポートされるファイルのオプションを指定します。
他のEDAツールでの処理に使用する出力ファイルの生成 Processing > Start > Start EDA Netlist Writer をクリック (または quartus_eda を実行) し、ファイルを生成します。

お使いのデバイス、サポートされているEDAシミュレーター、およびデザイン言語に向けたRTLおよびゲートレベルのシミュレーション・モデル・ライブラリーをコンパイル

Tools > Launch Simulation Library Compiler をクリックすると、シミュレーション・ライブラリーを簡単にコンパイルすることができます。
インテルFPGA IPモデルとシミュレーション・モデル・ライブラリー・ファイルのコンパイル、エラボレーション、およびシミュレーションに向けたEDAツール固有のセットアップ・スクリプトを生成 IPのパラメーター・エディターでインテルFPGA IPを生成する際に、Simulation ファイルの出力オプションを指定します。
サポートされているEDAツールでネットリストの変更 (新しいモジュールの追加、ネットリストのパーティション化、モジュール接続の変更など) を実行できるようにするファイルを生成 quartus_eda –resynthesis コマンドを使用し、Verilog Quartusマッピングファイル (.vqm) を生成します。これには、標準構造のVerilog RTLでの、ネットリストのノードレベル (またはアトム) 表現が含まれます。

他のEDAデザインエントリーまたは合成ツールで生成されたファイルを合成済みデザインファイルとしてプロジェクトに含める

Project > Add/Remove Files In Project をクリックし、サポートされる Design File のファイルを他のEDAツールから追加します。