F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPユーザーガイド

ID 683023
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

5.2. 複数インスタンスの動作におけるクロック接続

このクロック接続は、デザイン内で複数のIPコアをインスタンス化する場合について説明しています。

これは、複数のIPコアのクロック接続に推奨されるクロック分配です。

次のクロック接続を行う必要があります。
  • i_clk_ref および i_clk_sys クロックで、インスタンス化されているすべてのIPコアを駆動します。
  • 単一のIPコアの出力クロック o_clk_pll により、インスタンス化されているすべてのIPコアの i_clk_rx および i_clk_tx 入力信号を駆動することができます。ただし、次の条件が適用されます。
    • 共有クロックで共通のソース・リファレンス・クロックを追跡することができる
    • F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPで同じレートを使用してポート・システムクロックをコンフィグレーションしている
図 22. 複数のIPコアにおけるクロック接続
次に示す代替クロックソース例は、クロック接続要件を満たすものです。
  • 別のIPインスタンスの o_clk_pll 出力クロックにより、IPコア固有の i_clk_rx および i_clk_tx 入力信号を駆動する場合。ただし、それぞれのリファレンス・クロックが同じレートでコンフィグレーションされている必要があります。
  • IO PLLにより、IPコアに関連する入力クロック信号を駆動する場合。ただし、PLLとIPコアで同じリファレンス・クロックソースから i_clk_ref リファレンス・クロックを導出している必要があります。
  • GPIOがリファレンス・クロックに直接接続されており、周波数が161.1328125MHzの場合。i_clk_rx および i_clk_tx 入力信号を直接駆動することができます。