F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPユーザーガイド

ID 683023
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

4.4.2. PTPタイムスタンプ精度

IPコアは、Basic モードと Advanced モードの2つのタイムスタンプ精度をサポートします。Advancedモードでは、追加ロジックにより高精度のPTPタイムスタンプを生成します。

BasicモードでのPTPタイムスタンプ精度

F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPコアのパラメーター・エディターのPTPタブにある Timestamp accuracy modeBasic を選択している場合は、複数のイーサネットIPインスタンスのTXおよびRXデータパスで単一のTODクロック出力を共有します。
  • Time of Day (TOD) モジュールは、異なるデータレートの複数のIPインスタンス間で共有することができます。
  • F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPのインスタンス1とインスタンス2は、次に示すとおり、異なるFタイルに配置することができます。
  • 任意の390.625MHz周波数のクロックソースでTODクロックを駆動することができます。
図 15. Basic精度モードでのTODクロックとTODの接続次の図は、推奨されるTODクロック接続を示しています。TODクロックソースは、390.625MHzにする必要があります。

AdvancedモードでのPTPタイムスタンプ精度

パラメーター・エディターのPTPタブにある Timestamp accuracy modeAdvanced を選択している場合、IPコアには、単一のマスターTODモジュールと、専用のTODシンクロナイザーおよびTODモジュールがTXおよびRXの両方のPTPインスタンスに必要です。

図 16. Advanced精度モードでのTODクロックとTODの接続次の図は、推奨されるTODクロック接続を示しています。
表 15.  各イーサネット・データレートのPTPタイムスタンプ精度 (シミュレーションで測定)
イーサネット・データレート PTPタイムスタンプ精度
Basicモード Advancedモード
10GE ± 3ns ± 1.5ns
25GE ± 3ns ± 1.5ns
50GE ± 8ns ± 1.5ns
100GE ± 8ns ± 1.5ns
200GE ± 8ns ± 1.5ns
400GE ± 8ns ± 1.5ns