F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPユーザーガイド

ID 683023
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

7.13.1. イーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイス

通常の動作時にF-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPのイーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターにアクセスするには、 Avalon®メモリーマップド・インターフェイスを使用します。このインターフェイスは、リンクステータスに関係なく応答します。また、リセット信号やソフトリセットなどにより (i_reconfig_reset 信号を除く) IPコアがリセット状態にある場合にも、インターフェイスは応答します。
注: Avalon®メモリーマップド・インターフェイスはワードでアドレス指定されます。アドレスは常に32ビット・ワードにアライメントします。このユーザーガイドで説明されているレジスターアクセスはすべて、バイトベースのアクセスです。各ワードアドレスをバイトアドレスに変換する必要があります。それには、右に2つシフト (4で除算) します。個々のバイトにアクセスするには、バイト・イネーブル信号を使用します。
表 56.  イーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイスこのインターフェイスの信号では、i_reconfig_clk クロックを使用します。リセットは i_reconfig_reset 信号で行います。このクロックとリセットは、IPコアのすべてのリコンフィグレーション・インターフェイスに使用されます。
ポート名 内容

i_reconfig_eth_addr[13:0]

14ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターのアドレスバス。

i_reconfig_eth_read

1ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターに向けた読み出し要求信号。

i_reconfig_eth_write

1ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターに向けた書き込み要求信号。

i_reconfig_eth_byteenable[3:0]

4ビット

イーサネット読み出しおよび書き込み要求信号のバイト・イネーブル。

o_reconfig_eth_readdata[31:0]

32ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターに対する読み出しの読み出しデータ。

o_reconfig_eth_readdata_valid

1ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターからの読み出しデータのValid。

i_reconfig_eth_writedata[31:0]

32ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターに向けた書き込みデータ。

o_reconfig_eth_waitrequest

1ビット

イーサネット・コントロール・レジスターおよびステータスレジスターにおける操作に対する Avalon®メモリーマップド・インターフェイス・ストール信号。

図 54. イーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイスでの Avalon® Memory-Mappedインターフェイス書き込みの実行
上の図では、イーサネット・リコンフィグレーション Avalon®メモリーマップド・インターフェイスを使用するデータの書き込み方法を示しています。
  • 書き込み開始時に o_reconfig_eth_waitrequest がHighの場合は、書き込み要求 (i_reconfig_eth_write) を o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートするまで保持する必要があります。

    A: o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートしたら、次のサイクルで書き込みもデアサートします。

  • 書き込み開始時に o_reconfig_eth_waitrequest がLowの場合
    • B: o_reconfig_eth_waitrequest 信号は、同じクロックサイクルでアサートされます。
    • 書き込み要求は、o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートするまで保持します。
    • C: o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートした次のクロックサイクルで、書き込み要求 (i_reconfig_eth_write) はデアサートします。
  • 書き込み要求が完了するまでにかかる時間は変動します。
  • 読み出し要求と書き込み要求を同時に実行することはできません。
  • 複数のコンフィグレーション・ビットが同じアドレスにある場合は、リードモディファイライト動作を実行することで、目的のビットのみを変更し、同じ位置にある他のコンフィグレーションを変更しないようにします。
図 55. イーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイスでの Avalon® Memory-Mappedインターフェイス読み出しの実行
上の図では、イーサネット・リコンフィグレーション Avalon®メモリーマップド・インターフェイスを使用するデータの読み出し方法を示しています。
    • A: 読み出し開始時に o_reconfig_eth_waitrequest がHighの場合は、読み出し要求 (i_reconfig_eth_read) を o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートするまで保持する必要があります。

      要求している読み出しデータは、o_reconfig_eth_readdata_valid がHighのサイクルで読み出しポートで利用可能になります。

    • 読み出し開始時に o_reconfig_eth_waitrequest がLowの場合
      • B: o_reconfig_eth_waitrequest 信号は、読み出し要求 (i_reconfig_eth_read) と同じクロックサイクルでアサートされます。
      • C: 読み出し要求は、o_reconfig_eth_waitrequest がデアサートするまで保持します。

        要求している読み出しデータは、o_reconfig_eth_readdata_valid がHighのサイクルで利用可能になります。

  • 読み出し要求が完了するまでにかかる時間は変動します。
  • 読み出し要求と書き込み要求を同時に実行することはできません。
  • Avalon®メモリーマップド・インターフェイスでは、一度に1つの読み出し要求を処理します。