インテルのみ表示可能 — GUID: sqg1600221689624
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5.5. Synchronous Ethernet動作におけるクロック接続
Synchronous Ethernet規格では、ITU-T G.8261、G.8262、およびG.8264の推奨事項として記載されているとおり、TXクロックをフィルタリングし、一連のノードを介してRXリファレンス・クロックとの同期を維持する必要があります。想定されている使用方法は、ユーザーロジックでトランシーバーのリファレンス・クロックを駆動する場合に、フィルター処理されているバージョンのRXリカバリークロック信号を使用することで、送信機能と受信機能の同期を維持するというものです。この使用モデルでは、IPコア外部のデザイン・コンポーネントによりチップ外でフィルタリングを行います。
次の図では、IPからのリカバリークロック出力をタイルのピンを使用してオフチップ・クリーンアップPLLに接続しています。Fタイルでは、FGT PMAからのリカバリークロックをタイル自体の専用クロック出力ピンに駆動することができます。各Fタイルには、そのようなクロック出力が2つのみあります (FGT QUAD 2と3)。それぞれに専用のクロック出力ピンが1つあります (Refclk8/9)。
一次およびバックアップのクリーンアップ・クロックは、同じSyncEネットワーク上のリモート・ステーションに接続されているポートペアからのリカバリークロック出力ピンから供給され、トランシーバー・リファレンス・クロックはクリーンアップPLLの出力から供給されます。
次の図において、out_cdr_clk0 はオフチップ・クリーンアップPLLに向かうクロックです。
Synchronous Ethernet (SyncE) 動作の実装

出力周波数は、入力される refclk の公称値をRXパスの前置分周器で分周した値に等しくなります (o_cdr_divclk=refclk/N)。
分周器 N の値を取得するには、次の手順に従います。
- デザインをコンパイルします。
- Compilation Report を開き、Logic Generation Tool > IP Parameter Settings Report に移動します。
- cdr_n_counter を検索します。
- (オプション) cdr_f_ref_hz を検索し、入力リファレンス・クロック周波数をダブルチェックすることもできます。
図 27. 分周値 N の取得
NRZ/PAM4 | 入力Refclk (MHz) | 分周値 N | 出力リカバリーClk (MHz) |
---|---|---|---|
NRZ | 156.25 | 4 | 39.0625 |
156.25 | 6 | 26.0417 | |
312.5 | 8 | 39.0625 | |
312.5 | 12 | 26.0417 | |
322.265625 | 12 | 26.8554688 | |
PAM4 | 156.25 | 6 | 26.0417 |
312.5 | 12 |

Synchronous Ethernet動作のデザイン例の生成
- デザイン例を生成するには、IPのパラメーター・エディターで Enable dedicated CDR Clock Output を選択後に、Example Design タブに移動します。
- Available example Designs にある Select Design パラメーターでは、次のオプションを選択することができます。
図 29. Select Designsで選択可能なデザイン例
- AN/LT、ETH IPの2つの個別インスタンス
- IPコアの複数インスタンス
- IPコアの単一インスタンス
- なし
注: Enable dedicated CDR Clock Output をオンにしている場合は、IPコアの複数インスタンスはサポートされません。