F-Tile Ethernet Intel® FPGA Hard IPユーザーガイド

ID 683023
日付 7/08/2024
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7.2.4. MAC Avalon ST i_tx_error 信号によるパケットの無効マーク

i_tx_error ポートを使用すると、パケット完了時にパケットをエラーとしてマークすることができます。
図 38. i_tx_errorの使用

コアではカットスルー・インターフェイスを使用しているため、コアでは与えられたパケットデータの送信を可能な限り最短で開始します。パケットの開始後にコアでエラーを検出した場合 (例えば、ブリッジシステムにおいてレシーバーもカットスルー・インターフェイスを使用している場合など) は、i_tx_error を使用してパケットを無効にすることができます。また、i_tx_error を使用したテストにより、エラーパケットを生成してもう一方のリンク先でエラーパケットが拒否されることを確認することもできます。

エラーのあるフレームを無効にするには、フレームを i_tx_endofpacket で終了し、さらに i_tx_error をアサートします。フレームに問題がない場合は、i_tx_error をデアサートします。

注: i_tx_error の使用は、リモートCRCの堅牢なテストにはなりません。MIIエラー・コントロール・バイトを使用してエラーを示しており、破損CRCビットに依存していないことが理由です。