DisplayPort Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683273
日付 10/16/2023
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ドキュメント目次

6.7. シンクのクロックツリー

IP は、高速シリアル・インターフェイス (HSSI) を介して DisplayPort シリアルデータを受信します。HSSI リファレンス・クロックの要件については、「トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイス」セクションの「各種デザイン・バリエーションのトランシーバー・リコンフィグレーション」の表を参照してください。インテル FPGA PLL またはピンから供給されるリファレンス・クロックを使用して HSSI に周波数を供給できます。

この IP は、HSSI の 20ビット、40ビット、または 32ビットのデータを単一の HSSI[0] クロックに同期させ、DisplayPort フロントエンド・デコーダーにデータをクロックします。

  • DP1.4 でデュアル・シンボル・モードを選択した場合、このクロックはリンクレートを 20 で割った値 (270、135、81MHz) となります。
  • DP1.4 でクアッド・シンボル・モードを選択した場合、このクロックはリンクレートを 40 で割った値 (202.5、135、67.5、また 40.5MHz) となります。
  • DP2.0 UHBR10 リンクレートを選択した場合、このクロックはリンクレートを 32 で割った値 (312.5MHz) となります。
IP は、再構成されたピクセルデータを、出力 DCFIFO を介してローカル・ビデオ・クロック (rxN_vid_clk) に交差させ、ピクセル・ストリーム出力を駆動します。 rxN_vid_clk 周波数は、アップストリーム・ソースのビデオクロック以上である必要があります。
  • rxN_vid_clk がアップストリーム・ビデオ・クロックより遅い場合、DCFIFO はオーバーフローします。
  • rxN_vid_clk がアップストリーム・ソースのビデオクロックより速い場合、ピクセルデータが利用できないサイクルで出力ポートは有効ポートのデアサートが発生します。

最適な周波数は、アップストリーム・ソースの正確なクロックレートです。このクロック周波数を決定するには、ピクセル・クロック・リカバリー・テクニックが必要です。

セカンダリー・ストリーム・データは rx_ss_clk によってクロッキングされます。シンク IP はまた、内部 AUX コントローラーの駆動には 16MHz クロック (aux_clk) を必要とし、 Avalon®メモリーマップド・インターフェイス (clk) には Avalon クロックを必要とします。

図 45. シンクのクロックツリー