DisplayPort Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683273
日付 10/16/2023
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ドキュメント目次

5.8. ソース・インターフェイス

以下の表に、ソースのポート・インターフェイスを示します。インスタンス化には、有効にしたインターフェイスのみが含まれます。

表 20.  コントローラー・インターフェイス
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
clk クロック なし clk 入力 組み込みコントローラー用のクロック。
reset リセット clk reset 入力 組み込みコントローラー用のリセット。
tx_mgmt AV-MM clk tx_mgmt_address[8:0] 入力 32ビット・ワード・アドレッシング。
tx_mgmt_chipselect 入力 有効な読み取りまたは書き込みアクセスのアサート。
tx_mgmt_read 入力 アサートされると、読み出し転送を示します。
tx_mgmt_write 入力 アサートされると、書き込み転送を示します。
tx_mgmt_writedata[31:0] 入力 書き込み転送用のデータ
tx_mgmt_readdata[31:0] 出力 読み出し転送用のデータ
tx_mgmt_waitrequest 出力 DisplayPort Intel® FPGA IP が読み取りまたは書き込み要求に応答できないときにアサートされます。GPUは、IPが転送を続行する準備ができるまで強制的に待機します。
tx_mgmt_irq IRQ clk tx_mgmt_irq 出力 組み込みコントローラー用の割り込み。
表 21.  トランシーバー管理インターフェイス n は TX レーン数です。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
xcvr_mgmt_clk クロック なし xcvr_mgmt_clk 入力 トランシーバー管理クロック。
clk_cal クロック なし clk_cal 入力 50MHz キャリブレーション・クロック入力。このクロックは、DisplayPort ソースの外部のトランシーバー・リコンフィグレーション・ブロック (xvcr_mgmt_clk) で使用されるクロックと同期している必要があります。
tx_analog_reconfig コンジット xcvr_mgmt_clk tx_vod[2n - 1:0] 出力 トランシーバー・アナログ・リコンフィグレーション・ハンドシェイク。
tx_emp[2n - 1:0] 出力
tx_analog_reconfig_req 出力
tx_analog_reconfig_ack 入力
tx_analog_reconfig_busy 入力
tx_reconfig コンジット xcvr_mgmt_clk tx_link_rate_8bits[7:0] 出力 トランシーバー・リンクレート・リコンフィグレーション・ハンドシェイク。
tx_reconfig_req 入力
tx_reconfig_ack 入力
tx_reconfig_busy 入力
注: tx_link_rate[1:0] の値は、0 = 1.62 Gbps、 1 = 2.70 Gbps、 2 = 5.40 Gbps、 3 = 8.10 Gbps です。tx_link_rate_8bits[7:0] の値は、0x06 = 1.62 Gbps、0x0a = 2.70 Gbps、0x14 = 5.40 Gbps、0x1e = 8.10 Gbps、0x01 = 10 Gbps です。
注: tx_link_rate [1:0] は廃止されました。
注: 50MHz の xcvr_mgmt_clk クロックを使用するデバイスでは、同じクロックを clk_cal 信号にも直接接続してください。100MHz の xcvr_mgmt_clk クロックを使用するデバイスでは、同じクロックを2分周器を介して clk_cal 信号に接続してください。

トランシーバー・アナログ・リコンフィグレーション・インターフェイス

トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイス

ビデオ・インターフェイス

Enable Video input Image port をオフにすると、ソースは txN_vid_clktxN_video_in インターフェイスの標準 HSYNC/VSYNC/DE ポートを使用します。

表 22.  ビデオ・インターフェイス (HSYNC/VSYNC/DE インターフェイス) v は1色あたりのビット数、 p はクロックあたりのピクセル数 (1 = single、2 = dual、4 = quad)。 N はストリーム・ナンバーを表します。例えば、 tx_vid_clk は Stream 0、 tx1_vid_clk は Stream 1を表します。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
txN_vid_clk クロック なし txN_vid_clk 入力 ビデオ・クロック
txN_video_in コンジット txN_vid_clk txN_vid_data[3v*p-1:0] 入力 ビデオデータおよび標準H/V同期ビデオポート入力。
txN_vid_v_sync[p-1:0] 入力
txN_vid_h_sync[p-1:0] 入力
txN_vid_de[p-1:0] 入力

Enable Video input Image port をオンにすると、ソースは txN_im_clktxN_video_in_im インターフェイスを使用します。

表 23.  ビデオ・インターフェイス (TX Video IM インターフェイス) v は1色あたりのビット数、 p はクロックあたりのピクセル数 (1 = single、2 = dual、4 = quad)。 N はストリーム・ナンバーを表します。例えば、 tx_im_clk は Stream 0、 tx1_im_clk は Stream 1を表します。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
txN_im_clk クロック なし txN_im_clk 入力 ビデオ・イメージ・クロック。
txN_video_in コンジット txN_im_clk txN_im_sol 入力 ビデオラインの開始。
txN_im_eol 入力 ビデオラインの終了。
txN_im_sof 入力 ビデオフレームの開始。
txN_im_eof 入力 ビデオフレームの終了。
txN_im_data[3v*p-1:0] 入力 Video input data.
txN_im_valid[p-1:0] 入力 ビデオデータ有効。各ビットは、このポートの他のすべての信号が有効で、対応するピクセルがアクティブビデオに属しているときにアサートする必要があります。
txN_im_locked 入力 ビデオのロック
  • 0 = ロックされていません
  • 1 = ロックされています
txN_im_interlace 入力 ビデオのインターレース
  • 0 = プログレッシブ・ビデオ
  • 1 = インターレース・ビデオ
txN_im_field 入力 ビデオのフィールド
  • 0 = ボトムフィールド (またはプログレッシブ)
  • 1 = トップフィールド
表 24.  ビデオ・インターフェイス (TX AXI4 ストリーム・ビデオ・インターフェイス)vは1色あたりのビット数、pは1クロックあたりのピクセル数 (1 = single、2 = dual、4 = quad)。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
tx_axi4s_clk クロック なし tx_axi4s_clk 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・クロック (300MHz)
tx_axi4s_reset リセット tx_axi4s_clk tx_axi4s_reset 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・リセット
tx_axi4s_vid_in コンジット tx_axi4s_vid_in_tdata[(3v+7/8)*p*8-1:0] 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ
tx_axi4s_vid_in_tuser[(3v+7/8)*p-1:0] 入力 AXI4 ストリームのビデオ・データのフレーム開始
tx_axi4s_vid_in_tvalid 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ有効
tx_axi4s_vid_in_tready 出力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ準備完了
tx_axi4s_vid_in_tlast 入力 AXI4 ストリームのビデオ・データのフレーム完了
表 25.  AUX インターフェイス
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
aux_clk クロック

なし

aux_clk 入力 AUX チャネルクロック
aux_reset リセット aux_clk aux_reset 入力 アクティブ・ハイ AUX チャネル・リセット。
tx_aux コンジット aux_clk tx_aux_in 入力 AUX チャネルデータ入力。
tx_aux_out 出力 AUX チャネルデータ出力。
tx_aux_oe 出力 出力バッファーイネーブル。
tx_hpd 入力 ホットプラグ検出。
tx_aux_debug AV-ST aux_clk tx_aux_debug_data[31:0] 出力 フォーマットされたAUXチャネルのデバッグデータ。
tx_aux_debug_valid 出力 このポートの他のすべての信号が有効な場合にアサートされます。
tx_aux_debug_sop 出力 パケットの開始 (AUX リクエストまたはリプライの開始)。
tx_aux_debug_eop 出力 パケットの完了 (AUX リクエストまたはリプライの完了)。
tx_aux_debug_err 出力 AUX チャネルのビットエラーが検出された場合にアサートされます。
tx_aux_debug_cha 出力

現在のサイクルで転送されているデータのチャネル番号です。AUXチャネルデータ方向として使用されます。

0 = リプライ (DisplayPortシンクから)

1 = リクエスト (DisplayPortシンクへ)

AUX インターフェイス

表 26.  セカンダリー・インターフェイス N はストリームナンバーです。例えば、 tx_ss は Stream 0、 tx1_ss は Stream 1 を表します。
インターフェイス 信号の種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
tx_ss_clk クロック なし tx_ss_clk 出力 TX トランシーバーのクロック出力とセカンダリー・ストリームのクロック。

Secondary Stream

(txN_ss)

AV-ST tx_ss_clk txN_ss_data[127:0] 入力 セカンダリー・ストリーミング・インターフェイス。
txN_ss_valid 入力
txN_ss_ready 出力
txN_ss_sop 入力
txN_ss_eop 入力

セカンダリー・ストリーム・インターフェイス

表 27.  オーディオ・インターフェイス m はTXオーディオチャネルの番号です。Nはストリームナンバーです。例えば、 tx_audio は Stream 0、 tx1_audio は Stream 1 を表します。
インターフェイス 信号の種類 クロックドメイン ポート 方向

詳細

Audio

(txN_audio)

クロック なし txN_audio_clk 入力 オーディオクロック
コンジット txN_audio_clk txN_audio_lpcm_data [m*32-1:0] 入力 m チャネルの32ビット・オーディオ・サンプル・データ。
txN_audio_valid 入力 txN_audio_lpcm_data に有効なデータが利用可能な場合にアサートされる必要があります。
txN_audio_mute 入力 オーディオがミュートされている場合にアサートされる必要があります。

オーディオ・インターフェイス

表 28.  TX トランシーバー・インターフェイス n は、TXレーンの番号です。 s は、1クロックあたりの DisplayPort 1.4 シンボル数です。UHBR10 以下のリンクレートでは、w = n * s * 10 です。UHBR10 を超えるリンクレートでは、w = 64 です。
注: DisplayPort 信号を同じ名前のネイティブ PHY 信号に接続します。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
TX トランシーバー・インターフェイス クロック なし tx_std_clkout 入力 TX トランシーバー・クロック出力。

Link Speed Clock (ls_clk) に相当します。

このインターフェイスのレーンはすべて、DisplayPort レーン 0 から供給される単一のクロックを使用します。

コンジット tx_std_clkout tx_parallel_data[w–1:0] 出力 TX トランシーバー用パラレルデータ
コンジット なし tx_pll_powerdown 出力 TX トランシーバー用 PLL パワーダウン
コンジット xcvr_mgmt_clk tx_digitalreset[n–1:0] 出力 TX トランシーバーのデジタル TX 部分をリセットします。
注: Arria V、Cyclone V、Stratix V デバイスに対してのみ必須です。
コンジット なし tx_analogreset[n–1:0] 出力 TX トランシーバーのアナログ TX 部分をリセットします。
注: Arria V、Cyclone V、Stratix V デバイスに対してのみ必須です。
コンジット なし tx_cal_busy[n–1:0] 入力 TX トランシーバーからのキャリブレーション進行中の信号
コンジット なし tx_pll_locked 入力 TX トランシーバーからの PLL ロック信号
表 29.  HDCP インターフェイス Support HDCP 2.3 および Support HDCP 1.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ適用されます。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
HDCP Clocks (hdcp_clks) リセット hdcp_reset 入力 HDCP のメイン非同期リセット。
クロック csr_clk 入力

コントロールおよびステータスレジスターのHDCPクロック。

通常、Nios II プロセッサー・クロック (100MHz) を共有します。

crypto_clk 入力

認証および暗号化レイヤーの HDCP 2.3 クロック。

最大 200MHz の周波数の任意のクロックを使用することができます。

HDCP 1.3 には適用されません。

注: クロック周波数により、認証遅延が決定します。
CSR Interface (tx_csr) Avalon-MM csr_clk tx_csr_addr[7:0] 入力

Avalon®メモリーマップド・インターフェイス スレーブポートで、主に認証メッセージ転送に向けて内部コントロールおよびステータスレジスターへのアクセスを提供します。このインターフェイスは、Nios II プロセッサー・クロックドメインで動作することを想定しています。

メッセージのビット部分が非常に大きいため、IP は完全なハンドシェイク・メカニズムを使用してバーストモードでメッセージを転送します。

書き込み転送の待機時間は常に 0 サイクルです。読み出し転送の待機時間は 1 サイクルです。

アドレス指定は、プラットフォーム・デザイナー・フローではワードアドレス指定でアクセスする必要があります。例えば、Nios II ソフトウェアで 4 をアドレス指定すると、スレーブではアドレス 1 が選択されます。

tx_csr_wr 入力
tx_csr_rd 入力
tx_csr_wrdata[31:0] 入力
tx_csr_rddata[31:0] 出力
HDCP Key and Status インターフェイス (tx_hdcp) コンジット (Key) crypto_clk tx_kmem_wait[0] (HDCP 2.3)

tx_kmem_wait[1] (HDCP 1.3)

入力

この信号は、キーを読み出す準備ができるまで常にアサートしている状態にします。

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

tx_kmem_rdaddr[3:0] (HDCP 2.3)

tx_kmem_rdaddr[9:4] (HDCP 1.3)

出力

Key 読み出しアドレスバス。

[3:2] = 予約済み

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

tx_kmem_q[31:0] (HDCP 2.3)

tx_kmem_q[87:32] (HDCP 1.3)

入力

読み出し転送用の Key データ

読み出し転送には常に 1 サイクルの待機時間があります。

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

Avalon-MM csr_clk tx_hdcp1_kmem_wr 入力

Avalon® メモリーマップド・スレーブポートでは、内部 HDCP 1.3 キーストレージへの書き込みアクセスを提供します。

書き込み転送の待機時間は常に 0 です。

Avalon® メモリーマップド・マスターは、プラットフォーム・デザイナー・フローでのアドレス指定をワードアドレス指定としてアクセスします。

例えば、 Avalon® メモリーマップド・マスターで 4 をアドレス指定すると、スレーブではアドレス 1 が選択されます。

これらの信号は、Support HDCP Key Management パラメーターおよび Support HDCP 1.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ使用できます。

tx_hdcp1_kmem_wrdata[31:0] 入力
tx_hdcp1_kmem_addr[6:0] 入力
Avalon-MM csr_clk tx_hdcp2_kmem_wr 入力

Avalon® メモリーマップド・スレーブポートでは、内部 HDCP 2.3 キーストレージへの書き込みアクセスを提供します。

書き込み転送の待機時間は常に 0 です。

Avalon® メモリーマップド・マスターは、プラットフォーム・デザイナー・フローでのアドレス指定をワードアドレス指定としてアクセスします。

例えば、 Avalon® メモリーマップド・マスターで 4 をアドレス指定すると、スレーブではアドレス 1 が選択されます。

これらの信号は、Support HDCP Key Management パラメーターおよび Support HDCP 2.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ使用できます。

tx_hdcp2_kmem_wrdata[31:0] 入力
tx_hdcp2_kmem_addr[3:0] 入力
コンジット tx_std_clkout[0] tx_hdcp1_enabled 出力 この信号は、発信ビデオとセカンダリー・データが HDCP 1.3 で暗号化されている場合に、IP によってアサートされます。
tx_hdcp2_enabled 出力 この信号は、発信ビデオとセカンダリー・データが HDCP 2.3 で暗号化されている場合に、IP によってアサートされます。
csr_clk tx_hdcp1_disable 入力 この信号をアサートすると、HDCP 1.3 IP が無効になります。
注: この信号をトグルした後に、HDCP IP (hdcp_reset) をリセットする必要があります。この信号がアサートされている間は、ソフトウェア API hdcp_main() を呼び出さないでください。この信号をデアサートした後で、ソフトウェア API hdcp_unauth() を呼び出す必要があります。
tx_hdcp2_disable 入力 この信号をアサートすると、HDCP 2.3 IP が無効になります。
注: この信号をトグルした後に、HDCP IP (hdcp_reset) をリセットする必要があります。この信号がアサートされている間は、ソフトウェア API hdcp_main() を呼び出さないでください。この信号をデアサートした後で、ソフトウェア API hdcp_unauth() を呼び出す必要があります。

トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイス