DisplayPort Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683273
日付 10/16/2023
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ドキュメント目次

5.8.3.2. ビデオ・インターフェイス (TX Video IM Enable = 1)

ビデオ・イメージ・インターフェイス機能を有効にすると、コアはビデオ・イメージ・インターフェイス (txN_video_in_im) を使用します。

TX Video IM Enable パラメーターをオンにすると、 txN_video_in_im ポートが txN_video_in ポートに置き換わります。txN_video_in_im ポート (N = 0 ~ 3) は水平/垂直同期または正確なピクセルクロックのいずれかが利用できない場合に、ビデオデータを送信します。ストリームは、アクティブラインとアクティブフレームの開始時と終了時に同期パルスを必要とします。

次のタイミング図は、TX_PIXELS_PER_CLOCK = 4、TX_VIDEO_BPC = 10、ライン長 = 16ピクセルの場合のポートの動作を示しています。

図 20. ビデオ・イメージ・インターフェイス・ポートのタイミング図
  • データ入力幅は、Maximum video input color depth パラメーターで指定します。コアは同じ出力ポートを使用して、4:4:4、4:2:2、または 4:2:0 のいずれかのカラー・フォーマットで RGB と YCbCr の両方のデータを転送します。
  • txN_im_data ポートのデータ構成とピクセル順序は、txN_vid_data 信号のものと同じです。
  • Pixel input mode パラメーターを Dual または Quad に設定すると、IP はそれぞれ 2 つまたは 4 つのピクセルを並列に送信します。
  • txN_im_valid 信号は、2 または 4 で割り切れないビデオ水平解像度をサポートするために拡張されます。例えば、TX_PIXELS_PER_CLOCK = 2 であれば、txN_im_valid[0] はピクセル N アクティブビデオに属する際にアサートしなければならず、 txN_im_valid[1] はピクセル N+1 がアクティブビデオに属する際にアサートしなければならない。
  • インターレース・ビデオの場合、コアは txN_im_sof がアサートされると txN_im_field をサンプリングします。 txN_im_field がアサートされると、コアは txN_im_data をトップフィールドに属するものとしてマークします。
  • txN_im_clk 信号の周波数は、送信する最大ビデオ・ピクセル・クロック周波数をピクセル入力モードで割った周波数以上でなければいけません。
  • すべてのクロックサイクルに有効な (アクティブな) ピクセルデータを含める必要はありません。必要となるのは txN_im_valid のアサートにより示されるクロックサイクルのみです。
  • txN_video_in_im ポートは Adaptive Sync 機能をサポートしています。
ソースコアは、入力ビデオ信号から MSA パラメーターの一部のみを測定します。
  • MVID
  • HWIDTH
  • VHEIGHT VSP および VSW

残りの MSA パラメーターの GPU MSA レジスターは Read/Write で、これらのパラメーターの値を設定することができます。

  • HTOTAL および VTOTAL
  • HSP および HSW
  • HSTART および VSTART
注: ソース・コアは、 txN_im_sol パルス間のインターバル時間とピクセル量から MVID の値を計算するため、HTOTAL だけを必要とします。ソースコアは残りの MSA パラメーターを無視し、接続されたシンクに転送します。