DisplayPort Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683273
日付 10/16/2023
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ドキュメント目次

6.6. シンク・インターフェイス

以下の表に、ソースの・インターフェイスを示します。インスタンス化には、有効にしたインターフェイスのみが含まれます。

表 42.  コントローラー・インターフェイス

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

clk

クロック

なし

clk

入力

組み込みコントローラー用のクロック。

reset

リセット

clk reset

入力

組み込みコントローラーのアクティブ High リセット信号。

rx_mgmt

AV-MM

clk rx_mgmt_address[8:0]

入力

32ビット・ワード・アドレッシング。

rx_mgmt_chipselect

入力

有効な読み取りまたは書き込みアクセスのアサートします。

rx_mgmt_read

入力

読み出し転送を示すためにアサートします。

rx_mgmt_write

入力

書き込み転送を示すためにアサートします。

rx_mgmt_writedata[31:0]

入力

書き込み転送のデータ

rx_mgmt_readdata[31:0]

出力

読み出し転送用のデータ

rx_mgmt_waitrequest

出力

DisplayPort Intel® FPGA IP が読み取りまたは書き込み要求に応答できないときにアサートされます。GPUは、IPが転送を続行する準備ができるまで強制的に待機します。

rx_mgmt_irq

IRQ

clk

rx_mgmt_irq

出力

IP はこの信号をアサートし、GPU への割り込みを発行します。

コントローラー・インターフェイス

表 43.  トランシーバー管理インターフェイス n は RX レーン数です。

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

xcvr_mgmt_clk

クロック

なし

xcvr_mgmt_clk

入力

トランシーバー管理クロック。

clk_cal

クロック

なし

clk_cal 入力

キャリブレーション・クロック。

rx_reconfig

コンジット

xcvr_mgmt_clk rx_link_rate_8bits[7:0]

出力

トランシーバー・リンクレート・リコンフィグレーション・ハンドシェイク。

rx_reconfig_req

出力

rx_reconfig_ack

入力

rx_reconfig_busy

入力

rx_analog_reconfig

コンジット

xcvr_mgmt_clk rx_vod [2n-1:0]

出力

トランシーバー・アナログ・リコンフィグレーション・ハンドシェイク。

rx_emp [2n-1:0]

出力

rx_analog_reconfig_req

出力

注: rx_link_rate 8bits[7:0] の値: 0x06 = 1.62 Gbps、0x0a = 2.70 Gbps、0x14 = 5.40 Gbps、0x1e = 8.10 Gbps、0x01 = 10 Gbps
注: rx_link_rate [1:0] は廃止されました。

トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイス

表 44.  ビデオ・インターフェイス v は、1 色あたりのビット数、 p は 1 クロックあたりのピクセル数 (1 = single, 2 = dual, and 4 = quad)、N はストリーム数です。

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

rxN_vid_clk

クロック

なし

rxN_vid_clk

入力

ビデオ・クロック

rxN_video_out

コンジット

rx_vid_clk rxN_vid_valid[p-1:0]

出力

このポートのすべての信号 (rxN_vid_overflow を除く) が有効であり、対応するピクセルがアクティブビデオに属する場合に、各ビットがアサートされます。

幅は設定可能です。

rxN_vid_sol

出力

ビデオラインの開始。

rxN_vid_eol

出力

ビデオラインの終了。

rxN_vid_sof

出力

ビデオフレームの開始。

rxN_vid_eof

出力

ビデオフレームの終了。

rxN_vid_locked

出力

1 = ビデオロック

0 = ビデオロック解除

rxN_vid_overflow

出力

1 = ビデオデータのオーバーフローが検出されました

0 = オーバーフローは検出されていません

この信号は常に有効です。

rxN_vid_interlace

出力

1 = インターレース

0 = プログレッシブ

rxN_vid_field

出力

1 = トップフィールド

0 = ボトムフィールド (またはプログレッシブ)

rxN_vid_data[3v*p-1:0]

出力

幅は設定可能です。

ビデオ・インターフェイス

表 45.  ビデオ・インターフェイス (RX AXI4 ストリーム・ビデオ・インターフェイス)vは1色あたりのビット数、pは1クロックあたりのピクセル数 (1 = single、2 = dual、4 = quad)。
インターフェイス ポートの種類 クロックドメイン ポート 方向 詳細
rx_axi4s_clk クロック なし rx_axi4s_clk 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・クロック (300MHz)
rx_axi4s_reset リセット rx_axi4s_clk rx_axi4s_reset 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・リセット
rx_axi4s_vid_in コンジット rx_axi4s_vid_in_tdata[(3v+7/8)*p*8-1:0] 出力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ
rx_axi4s_vid_in_tuser[(3v+7/8)*p-1:0] 出力 AXI4 ストリームのビデオ・データのフレーム開始
rx_axi4s_vid_in_tvalid 出力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ有効
rx_axi4s_vid_in_tready 入力 AXI4 ストリーム・ビデオ・データ準備完了
rx_axi4s_vid_in_tlast 出力 AXI4 ストリームのビデオ・データのフレーム完了
表 46.  AUX インターフェイス

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

aux_clk

クロック

なし

aux_clk

入力

AUX チャネルクロック

aux_reset

リセット

aux_clk aux_reset

入力

アクティブ High AUX チャネル・リセット。

rx_aux

コンジット

aux_clk rx_aux_in

入力

AUX チャネルデータ入力。

rx_aux_out

出力

AUX チャネルデータ出力。

rx_aux_oe

出力

出力バッファーイネーブル。

rx_hpd

出力

ホットプラグ検出。

rx_cable_detect

入力

アップストリーム・ケーブル検出。

rx_pwr_detect

入力

アップストリーム・パワー検出。

rx_aux_debug

AV-ST

aux_clk rx_aux_debug_data[31:0]

出力

フォーマットされたAUXチャネルのデバッグデータ。
rx_aux_debug_valid

出力

このポートの他のすべての信号が有効な場合にアサートされます。

rx_aux_debug_sop

出力

パケットの開始 (AUX リクエストまたはリプライの開始)。

rx_aux_debug_eop

出力

パケットの完了 (AUX リクエストまたはリプライの完了)。

rx_aux_debug_err

出力

IP が現在のバイトでエラーを検出したかどうかを示します。

rx_aux_debug_cha

出力

現在のサイクルで転送されているデータのチャネル番号です。AUXチャネルデータ方向として使用されます。

1 = 応答 (DisplayPort ソースへ)

0 = 要求 (DisplayPort ソースから)

EDID

(rx_edid)

AV-MM aux_clk rx_edid_address[7:0]

出力

8ビット・バイト・アドレッシング・アドレス。
rx_edid_read

出力

読み出し転送を示すためにアサートされます。

rx_edid_write

出力

書き込み転送を示すためにアサートされます。

rx_edid_writedata[7:0]

出力

書き込み転送用のデータ

rx_edid_readdata[7:0]

入力

読み出し転送用のデータ

rx_edid_waitrequest

入力

スレーブが読み取りまたは書き込み要求に応答できないときにアサートされます。DisplayPort Intel® FPGA IPがスレーブが転送を続行する準備ができるまで強制的に待機させます。

AUX インターフェイス

表 47.  デバッグ・インターフェイス s は、1 クロックあたりのシンボル数で、N はストリーム数です。

インターフェイス

信号の種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

Link Parameters (rx_params)

コンジット

aux_clk rx_lane_count[4:0]

出力

現在のリンク・レーン・カウント値をシンクします。

Debugging (rxN_stream)

コンジット

rx_ss_clk rxN_stream_data[4*8*s–1:0]

出力

Post scrambler data.

rxN_stream_ctrl[4*s–1:0]

出力

スクランブラー後のカンママーカー。IP は、相対する 8 ビットバイトがカンマコードである場合に各ビットをアサートし、バイトがデータ値である場合に各ビットをデアサートします。

ビット 0 は rxN_stream_data[7:0] バイトを、ビット 1 は rxN_stream_data[15:8] バイトを、それぞれ示します。

rxN_stream_valid

出力

rxN_stream_data[63:0] および rxN_stream_ctrl[7:0] が有効な場合に 1 クロックサイクル間アサートされます。

rxN_stream_clk

出力

ポートクロック。

デバッグ・インターフェイス

表 48.  セカンダリー・インターフェイス N はストリーム数です。例えば、 rx_msa_conduit は Stream 0、 rx1_msa_conduit は Stream 1 を表します。

インターフェイス

信号の種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

rx_ss_clk

クロック

なし

rx_ss_clk

出力

クロック。

MSA (rxN_msa_conduit)

コンジット

rx_ss_clk rxN_msa[216:0]

出力

ソースから受信した現在の MSA パラメーターの出力。

Secondary Stream (rxN_ss)

AV-ST

rx_ss_clk

rxN_ss_data[159:0]

出力

セカンダリー・ストリーミング・インターフェイス。

rxN_ss_valid

出力

rxN_ss_sop

出力

rxN_ss_eop

出力

セカンダリー・ストリーム・インターフェイス

表 49.  オーディオ・インターフェイス m はRXオーディオチャネルの番号です。Nはストリームナンバーです。例えば、 tx_audio は Stream 0、 rx1_audio は Stream 1 を表します。

インターフェイス

信号の種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

Audio

(rxN_audio)

コンジット rx_ss_clk rxN_audio_lpcm_data[m*32–1:0]

出力

N チャネルの32ビット・オーディオ・サンプル・データ。
rxN_audio_valid

出力

rxN_audio_lpcm_data に有効なデータが利用可能な場合にアサートされます。

rxN_audio_mute

出力

オーディオがミュートされている場合にアサートされます。

rxN_audio_infoframe[39:0]

出力

Audio InfoFrame パケットを含む 40 ビットのバンドル。

オーディオ・インターフェイス

表 50.  RX トランシーバー・インターフェイス n は、RXレーンの番号です。 s は、1クロックあたりの DisplayPort 1.4 シンボル数です。UHBR10 以下のリンクレートでは、w = n * s * 10 です。UHBR10 を超えるリンクレートでは、w = 64 です。
注: DisplayPort 信号を同じ名前のネイティブ PHY 信号に接続します。

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

RX トランシーバー・インターフェイス クロック

なし

rx_std_clkout

入力

RX トランシーバーのリカバリークロック。

Link Speed Clock (ls_clk) に相当します。

このインターフェイスのすべてのレーンは、DisplayPort の Lane 0 から供給される単一クロックを使用します。

コンジット rx_xcvr_clkout rx_parallel_data[w–1:0]

入力

RX トランシーバーからのパラレルデータ。

コンジット rx_xcvr_clkout rx_restart

出力

RX データがアライメントを失った場合に、RX PHY リセット・コントローラーをリセットするために使用します。

注: インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GX、および インテル® Stratix® 10 デバイスで必須です。Arria V、Cyclone V、および Stratix V デバイスでは使用されません。
コンジット

なし

rx_is_lockedtoref[n–1:0]

入力

アサートされると、RX CDR PLL がリファレンス・クロックにロックされていることを示します。

コンジット

なし

rx_is_lockedtodata[n–1:0]

入力

アサートされると、RX CDR PLL が受信データにロックされていることを示します。

コンジット rx_xcvr_clkout rx_bitslip[n–1:0]

出力

手動でビットのスリップを制御するために使用します。

コンジット

なし

rx_cal_busy[n–1:0]

入力

RX トランシーバーからのキャリブレーション進行中の信号。

コンジット xcvr_mgmt_clk rx_analogreset[n–1:0]

出力

アサートされると、RX CDRがリセットされます。

注: Arria V、Cyclone V、Stratix V デバイスに対してのみ必須です。
コンジット xcvr_mgmt_clk rx_digitalreset[n–1:0]

出力

アサートされると、RX PCSがリセットされます。

注: Arria V、Cyclone V、Stratix V デバイスに対してのみ必須です。
コンジット xcvr_mgmt_clk rx_set_locktoref[n–1:0]

出力

RX CDR 回路を入力リファレンス・クロックの位相と周波数に強制的にロックします。

コンジット xcvr_mgmt_clk rx_set_locktodata[n–1:0]

出力

RX CDR 回路を受信データに強制的にロックします。

RX トランシーバー・インターフェイス

表 51.  HDCP インターフェイス Support HDCP 2.3 および Support HDCP 1.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ適用されます。

インターフェイス

ポートの種類

クロックドメイン

ポート

方向

詳細

HDCP Clocks (hdcp_clks) リセット hdcp_reset 入力 HDCP のメイン非同期リセット。
クロック crypto_clk 入力

認証および暗号化レイヤーの HDCP 2.3 クロック。

最大200MHzの周波数の任意のクロックを使用することができます。

HDCP 1.3 には適用されません。

注: クロック周波数により、認証遅延が決定します。
rpt_msg_clk 入力 コントロールおよびステータス・レジスター・レイヤーのRepeaterレジスターのHDCPクロック。

通常、リピーター・ダウンストリームの Nios® II プロセッサーを駆動するクロック (100MHz) を共有します。

Repeater Message インターフェイス (rx_rpt_msg) Avalon-MM rpt_msg_clk rx_rpt_msg_addr[7:0] 入力

Avalon メモリーマップド・スレーブ・ポートで、Repeater レジスターへのアクセスを提供します。主に、Receiver ID List および RxInfo で使用します。このインターフェイスは、リピーター・ダウンストリームの Nios II プロセッサー・クロック・ドメインで動作することが想定されています。

メッセージのビット部分が非常に大きいため、IPは完全なハンドシェイク・メカニズムを使用してバーストモードでメッセージを転送します。書き込み転送の待機時間は常に0サイクルです。読み出し転送の待機時間は1サイクルです。

アドレス指定は、プラットフォーム・デザイナー・フローではワードアドレス指定でアクセスする必要があります。例えば、Nios IIソフトウェアで4をアドレス指定すると、スレーブではアドレス1が選択されます。

rx_rpt_msg_wr 入力
rx_rpt_msg_rd 入力
rx_rpt_msg_wrdata[31:0] 入力
rx_rpt_msg_rddata[31:0] 出力
HDCP Key and Status インターフェイス (rx_hdcp) コンジット (Key) crypto_clk

rx_kmem_wait[0] (HDCP 2.3)

rx_kmem_addr[1] (HDCP 1.3)

入力

この信号は、キーを読み出す準備ができるまで常にアサートしている状態にします。

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

rx_kmem_rdaddr[7:0] (HDCP 2.3)

rx_kmem_rdaddr[13:8] (HDCP 1.3)

出力 キー読み出しアドレスバス。

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

rx_kmem_q[31:0] (HDCP 2.3)

rx_kmem_q[87:32] (HDCP 1.3)

入力 キー読み出しデータ転送。

読み出し転送には、常に 1 サイクルの待機時間があります。

この信号は、Support HDCP Key Management パラメーターをオンにしている場合は使用できません。

Avalon-MM clk rx_hdcp1_kmem_wr 入力

Avalon® メモリーマップド・スレーブポートでは、内部 HDCP 1.3 キーストレージへの書き込みアクセスを提供します。

書き込み転送の待機時間は常に 0 です。

Avalon® メモリーマップド・マスターは、プラットフォーム・デザイナー・フローでのアドレス指定をワードアドレス指定としてアクセスします。

例えば、 Avalon® メモリーマップド・マスターで 4 をアドレス指定すると、スレーブではアドレス 1 が選択されます。

これらの信号は、Support HDCP Key Management パラメーターおよび Support HDCP 1.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ使用できます。

rx_hdcp1_kmem_wrdata[31:0] 入力
rx_hdcp1_kmem_addr[6:0] 入力
Avalon-MM hdcp_i2c_clk rx_hdcp2_kmem_wr 入力

Avalon® メモリーマップド・スレーブポートでは、内部 HDCP 2.3 キーストレージへの書き込みアクセスを提供します。

書き込み転送の待機時間は常に 0 です。

Avalon® メモリーマップド・マスターは、プラットフォーム・デザイナー・フローでのアドレス指定をワードアドレス指定としてアクセスします。

例えば、 Avalon® メモリーマップド・マスターで 4 をアドレス指定すると、スレーブではアドレス 1 が選択されます。

これらの信号は、Support HDCP Key Management パラメーターおよび Support HDCP 2.3 パラメーターをオンにしている場合にのみ使用できます。

rx_hdcp2_kmem_wrdata[31:0] 入力
rx_hdcp2_kmem_addr[7:0] 入力
コンジット rx_std_clkout[0] rx_hdcp1_enabled 出力 この信号は、着信ビデオと補助データが HDCP 1.3 で暗号化されている場合に、IP によってアサートされます。
rx_hdcp2_enabled 出力 この信号は、着信ビデオと補助データが HDCP 2.3 で暗号化されている場合に、IP によってアサートされます。
rx_streamid_type 出力
  • 0: 受信しているストリームタイプは 0 です。
  • 1: 受信しているストリームタイプは 1 です。
clk rx_hdcp1_disable 入力 この信号をアサートすると、HDCP 1.3 IP が無効になります。
注: この信号をトグルした後に、HDCP IP をリセットし (hdcp_reset)、ホットプラグ・イベントをトリガーする必要があります。
rx_hdcp2_disable 入力 この信号をアサートすると、HDCP 2.3 IP が無効になります。
注: この信号をトグルした後に、HDCP IP をリセットし (hdcp_reset)、ホットプラグ・イベントをトリガーする必要があります。