インテルのみ表示可能 — GUID: xlq1564074774084
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2.2.9. デスキューロジック
TXデスキューロジック
ボンディングをイネーブルすると (PMA direct high data rateモードの場合はボンディングがイネーブルされていない場合でも)、トランシーバー・インターフェイスのデスキューロジックが作動します。それにより、同じクロックサイクル内の複数のチャネル間で転送されるデータを整列させます。ただし、デスキューロジックにはユーザー側のアクションが必要です。TXパラレルデータのビット33 (data[33]) は、デスキューパルスとして機能するようにマッピングされています。PMA Direct high data rateの場合は、すべての結合チャネルのデスキュー・パルス・ビットを駆動しなければなりません。このとき使用するパルスは、8番目のパラレル・クロック・サイクルごとにアクティブになるパルスです。デスキューロジックでは、デスキューパルスを使用してFIFOの整列を行います。チャネルが整列するまでには数サイクルかかります。すべての結合レーンのTXデスキュー・ステータス・レジスター cfg_tx_deskew_sts に対して Avalon® メモリーマップド・インターフェイス読み出しを実行して、デスキューが正常に完了したかどうかを確認してください。これにより、すべての結合チャネルのパラレルデータが整列しているかどうかがわかります。デスキューが成功しなかった場合は、デスキュー・ステータス・レジスターによって、デバッグに関する詳細情報が提供されます。
- 0 = 整列していないか、イネーブルされていないか、デスキュービットを受信していないかのいずれかです
- 1 = 整列しています
- 00 = デスキュービットを受信していません
- 01 = 整列しています
- 10 = 整列済みのデスキュービットを1セット受信しました
- 11 = 整列済みデスキュービット16セットを受信しました
デスキューメカニズムは継続的に実行されます。つまり、アライメント・ロックが失われると、cfg_tx_deskew_sts の監視によってステータスが通知されます。デスキューメカニズムは、2つのEMIBチャネルの場合のPMA direct high data rate PAM4モードでも同様に機能します。つまり、2つのEMIBに送信したデータのデスキューパルスを送信する必要があります。これは、整列先のマスターPMAインターフェイスで、1つのPMAに送信する前に行ってくださください。ダブル幅モードでは、デスキューパルスの送信は、4分の1クロックサイクルごとに行います。
追加データビットの使用方法の詳細については、インテル・カスタマー・サポートにお問い合わせください。
E-Tile Native PHY IPモード | TX/RX PMAインターフェイス幅 | TX/RXダブル幅転送のイネーブル | 有効なパラレルデータ | デスキュービット | パルス・クロック・サイクル |
---|---|---|---|---|---|
PMA Direct | 16 | イネーブルしない | Data[15:0] | Data[33] | 8番目のサイクル |
PMA Direct | 20 | イネーブルしない | Data[19:0] | Data[33] | 8番目のサイクル |
PMA Direct | 32 | イネーブルしない | Data[31:0] | Data[33] | 8番目のサイクル |
PMA Direct | 40 | イネーブルしない | Data[39:0] | サポートなし | サポートなし |
PMA Direct | 16 | イネーブルする | Data[55:40] Data[15:0] |
Data[33] | 4番目のサイクル |
PMA Direct | 20 | イネーブルする | Data[59:40] Data[19:0] |
Data[33] | 4番目のサイクル |
PMA Direct | 32 | イネーブルする | Data[71:40] Data[31:0] |
Data[33] | 4番目のサイクル |
PMA direct high data rate PAM4 | 64 | イネーブルしない | Data[111:80] Data[31:0] |
Data[33] Data[113] |
8番目のサイクル |
PMA direct high data rate PAM4 | 64 | イネーブルする | Data[151:120] Data[71:40] Data[111:80] Data[31:0] |
Data[33] Data[113] |
4番目のサイクル |
RXデスキューロジック
PAM4デュアル・チャネル・モードの場合、データは2つのEMIBから取得されるため、間にスキューが存在する可能性があります。これを軽減するために、ネイティブPHY IPでは、RX側にデスキュー機能を実装して、2つのEMIBのデータを整列させます。ただし、このデスキュー機能をイネーブルできるのは、ネイティブPHY IPのコンフィグレーションが、PMA direct high data rate PAM4 モードで行われている場合のみです。デスキューロジックでは、rx_parallel_data のデスキュービットをサンプリングし、整列ミスがあるかどうかを検出します。整列ミスがあった場合は、デスキューロジックによってスキューサイクルが計算され、整列したデータが出力されます。
デスキューロジックによって軽減できるスキューサイクルは、シングル幅転送の場合、最大2スキューサイクルです。ダブル幅転送の場合は最大1スキューサイクルです。デスキューロジックがイネーブルされている場合は、スキューがなくても、最大3クロックサイクルのレイテンシーが追加されます。2つのスキューサイクルがある場合は、最大5クロックサイクルのレイテンシーが追加されます。
整列ミスを調べるには、rx_parallel_data[159:0] のデスキュービットを読み出してください。これは、レーン0 (ln0 または rx_parallel_data[79:0])、とレーン1 (ln1 または rx_parallel_data[159:80]) に分割されています。
シングルデータ幅転送の場合、デスキュービットはビット [33] です。
- ln0[33] と ln1[33]
- ln0[33] と ln1[73]
- ln0[73] と ln1[33]
- ln0[73] と ln1[73]
RXデスキューの機能要件
- ネイティブPHY IPのコンフィグレーションは、PMA direct high data rate PAM4モードで行う必要があります。
- 2つのEMIBチャネルクロックを1つのクロックドメインで動作させるには、互いを結び付ける必要があります。
図 40. 同じクロックドメインで動作する2つのEMIBチャネルクロック
- rx_ready では、レシーバーの準備ができていることを示す必要があります。レシーバーの準備ができていないと、データは信頼できないか。準備ができていません。したがって、レシーバーの準備ができていることが rx_ready によって示されるまで、リセット・コントローラーをリセットしてください。
RXデスキューロジックのイネーブル
- ネイティブPHY IP GUIで、Transceiver configuration rules > PMA direct high data rate PAM4の順に選択します。
- Enable de-skewをオンにします。
- RXデスキューロジックが適用されるのは、PMA direct high data rate PAM4のみです。したがって、Enable RSFECはオフにします。
- データが整列していることを検証するため、rx_dskw_ready がアサートされていることを確認します。
