Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

3.1.9.1. トランシーバー・インターフェイスのデスキューロジック

ネイティブPHY IPコアでのボンディングをPMA Directモードおよびhigh data rate PMA Directモードに対してのみイネーブルした場合、トランシーバー・インターフェイスのデスキューロジックにより、同じクロックサイクル内の複数のチャネル間で転送されるデータが整列します。Eタイルでは、デスキュービットを使用して、結合コンフィグレーションのすべてのEMIBチャネルをデスキューします。高データレート・モードでボンディングがイネーブルされていない場合でも、同じメカニズムが働きます。

k = 0、… N-1で、Nチャネル + シングル幅 + チャネルごとの個別のインターフェイスがディスエーブルの場合、_data[33+k*80] はデスキュービットです。

k = 0、… N-1で、Nチャネル + シングル幅 + チャネルごとの個別のインターフェイスがイネーブルの場合、_data_ch<k>[33] はデスキュービットです。

k = 0、… N-1で、Nチャネル + ダブル幅 + チャネルごとの個別のインターフェイスがディスエーブルの場合、_data[33+k*80] および _data[73+k*80] はデスキュービットです。

k = 0、… N-1で、Nチャネル + ダブル幅 + チャネルごとの個別のインターフェイスがイネーブルの場合、_data_ch<k>[33] および _data_ch<k>[73] はデスキュービットです。

すべての結合レーンのTXデスキュー・ステータス・レジスター cfg_tx_deskew_sts に対して Avalon® メモリーマップド・インターフェイス読み出しを実行して、デスキューが正常に完了したかどうかを判断してください。正常に完了した場合は、すべての結合チャネルのパラレルデータが整列しています。デスキュー・ステータス・レジスターからは、デスキューが成功しなかった場合のデバッグに関する詳細情報も得られます。

cfg_tx_deskew_sts[2] - (0x09[4]):

  • 0 = 整列していないか、イネーブルされていないか、デスキュービットは未受信です
  • 1 = 整列しています

cfg_tx_deskew_sts[1:0] - (0x09[3:2]):

  • 00 = デスキュービットは未受信です
  • 01 = 整列していません
  • 10 = 整列済みデスキュービットを1セット受信しました
  • 11 = 整列済みデスキュービットを16セット受信しました

デスキューメカニズムは継続的に実行されます。つまり、何らかの理由でアライメント・ロックが失われた場合、cfg_tx_deskew_sts を監視することで、ステータスが通知されます。デスキューメカニズムは、2つのEMIBチャネルのPMA direct high data rate PAM4モードでも同様に機能します。つまり、2つのEMIBに送信したデータのデスキューパルスを送信し、整列先のマスターPMAインターフェイスで送信してから、1つのPMAに送信する必要があります。