Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

8.12.3. PMAコンフィグレーションのロード

この例では、1つのチャネルによって1つのPMAコンフィグレーションをロードします。マルチチャネル・デザインの場合は、後続のすべてのチャネルに対して4 から13 までのステップを繰り返します。

ソフトレジスターを使用してPMAコンフィグレーションをロードします (PMAコンフィグレーションをロードするには、PMAアダプテーションを実行する必要があります)。

  1. 0x40143 = 0x80を書き込みます。これにより、PMAコンフィグレーションがすべてのチャネルにロードされます (0x40143と0x40144にアクセスできるのは、チャネル0からのみです)。0x80の値はPMAコンフィグレーション0に対応します。0x80から0x87の値が有効かどうかは、8つのPMAコンフィグレーションのどれを使用しているかによります (0x80から0x87の値は、PMAコンフィグレーションの0から7に順番に対応します)。
  2. 0x1がレポートされるまで、0x40144[0] を読み出します。これにより、このプロセスがタイムアウトしなかったことが確認できます。
  3. 詳しくは、「PMAコンフィグレーション・レジスターSTART_ADAPTATIONをロードする」の図を参照してください。

PMAコンフィグレーションがすべてのチャネルPMAレジスターにロードされていること、初期アダプテーション、継続アダプテーション、またはその両方が実行されていること、ループバック・モードが設定されていること、PRBSが設定されていることを確認してください。

  1. 0x200 = 0xD2を書き込みます。これは初期アダプテーションのみを実行します (前述の手順で継続アダプテーションを選択した場合は、継続アダプテーションを実行します)。PMAコンフィグレーションをこのチャネルのレジスターにロードし、PRBS31がこのコマンドに使われるようにします。継続アダプテーションを実行するには、PMAレジスター0x200から0x203の使用 を参照してください。
  2. 0x201 = 0x02を書き込みます。これにより、内部シリアル・ループバックが、このコマンドの一部として設定されます。
  3. 0x202 = 0x01を書き込みます。これにより、初期アダプテーションがイネーブルされます (この場合、継続アダプテーションは実行されません)。継続アダプテーション中に実行できる内容に関する詳細は、PMA起動フロー を参照してください。
  4. 0x203 = 0x96を書き込みます。これにより、START_ADAPTATION のオペコードが選ばれます。
  5. 0x80になるまで0x207を読み出します。これは、動作が正常に完了したことを示します。
  6. 0x200 = 0xF6を書き込みます。これにより、初期アダプテーションと継続アダプテーションを実行し、PMAコンフィグレーションをこのチャネルのレジスターにロードし、PRBSをディスエーブルし、ミッションモードを設定します。
  7. 0x201 = 0x01を書き込みます。これにより、内部シリアル・ループバックが終了します。先頭ビットは、PRBSをディスエーブルしてミッションモードを設定するための部分です。
  8. 0x202 = 0x03を書き込みます。これにより、初期アダプテーションと継続アダプテーションがイネーブルされます。
  9. 0x203 = 0x96を書き込みます。これにより、START_ADAPTATION のオペコードが選ばれます。
  10. 0x80になるまで0x207を読み出します。これは、動作が正常に完了したことを示します。