Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

3.1.1.1.1. 高速トランスミッター・ライン・バッファー

トランスミッターの差動I/Oバッファーでは、シリアル化されたビットストリームを、ケーブルまたはPCBチャネルを介した伝送に適した電気信号に変換します。Attenuation Value (VOD) パラメーターにより、トランスミッターのスイング強度を制御します。また、フィードフォワード等化 (FFE) 回路のプリカーソル・タップとポストカーソル・タップは、トランスミッターの出力波形の形成に役立ちます。

FPGAデバイスのコンフィグレーションと初期リセットでは、トランシーバーの供給電圧の駆動は、TXラインで行われます。このステートの間、トランスミッターとTXバッファーは、両方ともディスエーブルされます。TXバッファーは、起動シーケンスの間、トライステートになります。トランスミッターとTXバッファーが両方ともイネーブルされている場合、TXバッファーでは、通常の差動データを駆動します。また、TXラインとRXラインの両方の差動インピーダンス範囲は、80 (最小)、100 (標準)、120 (最大) Ωです。終端モードの詳細に関しては、PMA属性コード のセクションのPMA属性コード0x002Bの説明を参照してください。

注: 差動インピーダンス値はプログラム可能ではありません (デバイス・コンフィグレーション後、差動インピーダンスの通常範囲は、80Ω から120Ω です)。