インテル® Stratix® 10可変精度DSPブロック・ユーザーガイド

ID 683832
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

2.1. 固定小数点演算と浮動小数点演算の入力レジスターバンク

Stratix® 10 DSPブロックの入力レジスターバンクは、次の入力信号に対して使用可能です。
表 5.  入力レジスターバンク
固定小数点演算 浮動小数点演算
  • データ
  • ダイナミック制御信号
    • NEGATE
    • LOADCONST
    • ACCUMULATE
    • SUB
  • データ
  • ダイナミックACCUMULATE制御信号

DSPブロック内のすべてのレジスターはポジティブエッジでトリガーされ、パワーアップ時にクリアーされます。各乗算器オペランドは直接入力レジスターまたは乗算器を供給し、入力レジスターをバイパスすることができます。

次の可変精度DSPブロック信号は、可変精度DSPブロック内で入力レジスターを制御します。
  • CLK[2..0]
  • ENA[2..0]
  • CLR[0]
図 4. 固定小数点演算18 x 19モードのデータ入力レジスター
図 5. 固定小数点演算27 x 27モードのデータ入力レジスター

固定小数点演算18 x 19モードで入力カスケードとチェインアウト機能の両方を使用する場合、レイテンシー要件のバランスをとるには2つの遅延レジスターを使用することでできます。

遅延レジスターは、36ビット入力で加算される18 ×19乗算モードと27 × 27モードではサポートされていません。