インテル® Stratix® 10可変精度DSPブロック・ユーザーガイド

ID 683832
日付 5/08/2017
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6.4. 信号

次の図は、 Stratix® 10ネイティブ固定小数点DSP IPコアの入力信号と出力信号を示しています。

図 30.  Stratix® 10ネイティブ固定小数点DSP IPコアの信号
表 27.  データ入力信号
信号名 入力/出力 説明
ax[26:0] 入力 27 最上位の乗算器への入力データバスです。

内部係数機能がイネーブルされている場合、この信号は使用できません。

ay[26:0] 入力 27 最上位の乗算器への入力データバスです。

前置加算器がイネーブルされている場合、この信号は最上位の前置加算器の入力として供給されます。

az[25:0] 入力 26

この信号は、最上位の前置加算器への入力です。

この信号は、前置加算器がイネーブルされている場合にのみ使用できます。

bx[17:0] 入力 18 最下位の乗算器への入力データバスです。

この信号は、m27×27動作モードでは使用できません。また、内部係数機能がイネーブルされている場合も使用できません。

by[18:0] 入力 19 最下位の乗算器への入力データバスです。

前置加算器がイネーブルされている場合、この信号は最下位の前置加算器への入力信号として機能します。

この信号はm27×27動作モードでは使用できません。

bz[17:0] 入力 18

この信号は、最下位の前置加算器への入力信号です。

この信号は、前置加算器がイネーブルされている場合にのみ使用できます。.

この信号は、m27×27動作モードでは使用できません。

表 28.  データ出力信号
信号名 入力/出力 説明
resulta[63:0] Output 64 最上位の乗算器からの出力データバスです。

m18×18_fullモードでのみ、この信号は最大37ビットまでサポートします。

resultb[36:0] Output 37 最下位の乗算器からの出力データバスです。

この信号は、m18×18_full動作モードでのみ使用可能です。

表 29.  クロック、イネーブル、およびクリアー信号
信号名 入力/出力 説明
clk[2:0] 入力 3 すべてのレジスターへの入力クロックです。

個のクロックは、入力レジスター、パイプライン・レジスター、または出力レジスターのいずれかがClock0Clock1、あるいはClock2に設定されている場合にのみ使用できます。

  • clk[0] = Clock0
  • clk[1] = Clock1
  • clk[2] = Clock2
ena[2:0] 入力 3 clk[2:0]へのクロック・イネーブルです。

この信号はアクティブHighです。

  • ena[0]Clock0用です
  • ena[1]Clock1用です
  • ena[2]Clock2用です
clr[1:0] 入力 2 この信号は、すべてのレジスターの非同期または同期クリアー信号となることができます。Type of CLEAR signalパラメーターを使用して、クリアー入力信号の種類を選択することができます。

この信号はアクティブHighです。

すべての入力レジスターに対してclr[0]を使用し、すべてのパイプラインと出力レジスターに対してclr[1]を使用します。

この信号は、デフォルトでディアサートされます。

表 30.  ダイナミック・コントロール信号各動作モードでサポートされるダイナミック・コントロール信号の機能については、を参照してください。
信号名 入力/出力 説明
sub 入力 1 加算器モジュールの操作を制御するダイナミック入力信号です。
  • 最上位の乗算器の出力を最下位乗算器の出力に加算するには、この信号をディアサートします。最上位の乗算器の出力と最下位の乗算器の出力を加算するには、この信号をディアサートします。
  • 最下位の乗算器の出力から最上位の乗算器の出力を減算するには、この信号をアサートします。

この信号は、デフォルトでディアサートされています。この信号はランタイム中にアサート/ディアサートすることができます。

この信号は、m18x18_fullおよびm27x27動作モードでは使用できません。

negate 入力 1 チェインアウト加算器モジュールの操作を制御するダイナミック入力信号です。
  • 最上位の乗算器と最下位の乗算器の合計をチェインデータ入力バスに加算して、ループバック・データを蓄積するには、この信号をディアサートします。
  • チェインのデータ入力バスからトップとボトムの乗算器の合計を減算し、ループバックデータを蓄積するには、この信号をアサートします。

この信号は、デフォルトでディアサートされています。この信号はランタイム中にアサート/ディアサートすることができます。

この信号は、m18x18_full動作モードでは使用できません。

accumulate 入力 1 アキュムレーター機能をイネーブル/ディスエーブルする入力信号です。
  • アキュムレーター機能をディスエーブルするには、この信号をディアサートします。
  • アキュムレーター機能をイネーブルするには、この信号をアサートします。

この信号は、デフォルトでディアサートされています。この信号はランタイム中にアサート/ディアサートすることができます。

この信号は、m18x18_full動作モードでは使用できません。

loadconst 入力 1 Load Constant機能をイネーブル/ディスエーブルする入力信号です。
  • Load Constant機能をディスエーブルするには、この信号をディアサートします。
  • Load Constant機能をイネーブルするには、この信号をアサートします。

この信号は、デフォルトでディアサートされています。この信号はランタイム中にアサート/ディアサートすることができます。

この信号は、m18x18_full動作モードでは使用できません。

表 31.  内部係数ポート各動作モードでサポートされる機能については、を参照してください。
信号名 入力/出力 説明
coefsela[2:0] 入力 3 最上位の乗算器に対してユーザーが定義した8つの係数値に向けた入力選択信号です。係数値は、内部メモリーに格納され、パラメーターcoef_a_0からcoef_a_7で指定されます。
  • coefsela[2:0] = 000 は、coef_a_0を意味します
  • coefsela[2:0] = 001 は、coef_a_1を意味します
  • coelsela[2:0] = 010 は、coef_a_2を意味します
  • ... と続きます

この信号は、内部係数機能がイネーブルされている場合にのみ使用できます。

この信号は、m18x18_plus36動作モードでは使用できません。

coefselb[2:0] 入力 3 最下位の乗算器に対してユーザーが定義した8つの係数値に向けた入力選択信号です。係数値は、内部メモリーに格納され、パラメーターcoef_b_0からcoef_b_7で指定されます。
  • coefselb[2:0] = 000 は、coef_b_0を意味します
  • coefselb[2:0] = 001 は、coef_b_1を意味します
  • coelselb[2:0] = 010 は、coef_b_2を意味します
  • ... と続きます

この信号は、内部係数機能がイネーブルされている場合にのみ使用できます。

この信号は、m18x18_plus36およびm27x27動作モードでは使用できません。

表 32.  入力カスケード信号
信号名 入力/出力 説明
scanin[26:0] 入力 27 入力カスケードモジュールの入力データバスです。

先行するDSPコアからのscanout信号にこの信号を接続します。

scanout[26:0] 出力 27 入力カスケードモジュールの出力データバスです。

次のDSPコアのscanin信号にこの信号を接続します。

表 33.  出力カスケード信号
信号名 入力/出力 説明
chainin[63:0] 入力 64 出力カスケードモジュールの入力データバスです。

先行するDSPコアからのchainout信号にこの信号を接続します。

18 x 18シストリック・モードでは、44ビットの出力カスケードのみがサポートされています。

chainout[63:0] Output 64 出力カスケードモジュールの出力データバスです。

次のDSPコアのchainin信号にこの信号を接続します。

18 x 18シストリック・モードでは、44ビットの出力カスケードのみがサポートされています。