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1. Stratix® 10の可変精度DSPブロックの概要
2. ブロック・アーキテクチャーの概要
3. 動作モードの説明
4. デザイン検討事項
5. Stratix® 10可変精度DSPブロック実装ガイド
6. Stratix® 10ネイティブ固定小数点DSP IPコア・リファレンス
7. ALTERA_MULT_ADD IPコア・リファレンス
8. ALTMULT_COMPLEX IPコア・リファレンス
9. LPM_MULT (Multiplier) IP コア・リファレンス
10. Stratix 10ネイティブ浮動小数点DSP IPコア・リファレンス
11. Stratix® 10 可変精度DSPブロック・ユーザーガイドの改訂履歴
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3.1.5. シストリックFIR モード
FIRフィルターの構造は基本的には、加算が後に続く一連の乗算で構成されています。
図 12. 基本的なFIRフィルタの等式
タップ数や入力サイズにもよりますが、多数の加算器をチェインさせると遅延が非常に大きくなることがあります。このような遅延が原因のパフォーマンスの問題を克服するには、タップごとに配置された追加の遅延要素をシストリック形式と使用することで、レイテンシの増大を犠牲にしてパフォーマンスの改善を図ります。
図 13. シストリックFIRフィルタの等価回路
Stratix® 10の可変精度DSPブロックは、次のシストリックFIR構造をサポートします。
- 18-bit
- 27ビット
シストリックFIRモードでは、乗算器の入力はソースの4つの異なるセットから供給できます。
- 2つのダイナミック入力
- 1つのダイナミック入力と1つの係数入力
- 1つの係数入力と1つの前置加算器出力
- 1つのダイナミック入力と1つの前置加算器出力