インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

5.3. コマンドおよび応答

リモート・システム・アップデート・ホストは、コマンドおよび応答パケットを使用し、Mailbox ClientインテルFPGA IPを介してSDMと通信します。

ブロック図

次の図は、 インテル® Stratix® 10デザインにおけるMailbox ClientインテルFPGA IPの役割を表しています。Mailbox Client IPは、SDMとの通信を可能にすることで、クワッドSPIフラッシュメモリーとシステムステータスにアクセスできるようになります。

Mailbox Clientの役割

図 66. コマンドおよび応答のヘッダー・フォーマット
注: コマンドヘッダーのLENGTHフィールドは、対応するコマンドのコマンド長と一致する必要があります。次の表に、ヘッダーコマンドのフィールドを示します。クライアントが応答ワードをすべて解釈しない場合でも、クライアントはすべての応答ワードを読み取る必要があります。
表 34.  Mailbox ClientインテルFPGA IPにおけるコマンドおよび応答ヘッダーの説明
ヘッダー ビット 説明
Reserved [31:28] 予約済み
ID [27:24] コマンドIDです。応答ヘッダーは、コマンドヘッダーで指定されているIDを返します。コマンドと応答を一致させるには、各コマンドに異なるIDを設定します。
0 [23] 予約済み
Length [22:12] ヘッダーに続く引数のワード数です。指定されているコマンドに対して不正な引数のワード数が入力された場合、IPはエラーで応答します。
Reserved [11] 予約済み。0に設定する必要があります。
Command Code/Error Code [10:0] Command Codeはコマンドを指定します。Error Codeはコマンドが成功したか失敗したかを示します。

コマンドヘッダーでは、これらのビットはコマンドコードを表します。応答ヘッダーでは、これらのビットはエラーコードを表します。