インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

4. デザインでのリセット・リリース・インテルFPGA IPの使用

インテルでは、リセット・リリース・インテルFPGA IP、もしくはピンを介して戻されるINIT_DONE信号を使用し、コンフィグレーションが完了するまでデザインをリセット状態に保持することを要件にしています。

リセット・リリース・インテルFPGA IPは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで利用可能です。このIPは、単一の出力信号のnINIT_DONEで構成されます。nINIT_DONE信号は、INIT_DONEピンのコアバージョンであり、FPGA FirstおよびHPS Firstのコンフィグレーション・モード両方において同じ機能を備えます。インテルでは、nINIT_DONE信号がHighの間、またはINIT_DONEピンがLowの間、デザインをリセット状態に保持することを推奨しています。デザインでリセットリリースIPをインスタンス化すると、SDMはnINIT_DONE信号を駆動します。したがって、IPはFPGAファブリックのリソースを消費しませんが、ルーティング・リソースを必要とします。

図 52. リセット・リリース・インテルFPGA IP nINIT_DONEの内部接続
図 53. リセット・リリース・インテルFPGA IP INIT_DONEの外部接続

リセット・リリース・インテルFPGA IPをデザインに含めない場合、この図で示されているように、INIT_DONE信号をリセットロジックへの入力として戻す必要があります。