インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

2.5.2. OSC_CLK_1クロック入力

OSC_CLK_1の要件

OSC_CLK_1入力クロックを外部クロックソースで駆動し、OSC_CLK_1 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで有効にする場合、デバイスはコンフィグレーション・ビットストリームの大部分を250 MHzでロードします。 インテル® Stratix® 10デバイスはOSC_CLK_1のほかに、170から230 MHzの周波数でコンフィグレーション・プロセスを実行する内部オシレーターを備えます。 インテル® Stratix® 10 デバイスは常にこの内部オシレーターを使用し、ビットストリームの最初のセクション (およそ200 KB) をロードします。残りのデバイス・コンフィグレーションに対しては、SDMはどちらのクロックソースでも使用することが可能です。内部オシレーターを使用する場合、OSC_CLK_1を未接続にしておくことができます。

注:

コンフィグレーションのクロックソースとしてOSC_CLK_1を選択した場合、次の条件下ではデバイス・コンフィグレーションが成功しない可能性があります。

  • OSC_CLK_1ピンの駆動に失敗した場合。
  • 誤った周波数でOSC_CLK_1ピンを駆動している場合。OSC_CLK_1ピンを駆動するには、次のいずれかの入力リファレンス・クロック周波数を選択します。
    • 25 MHz
    • 100 MHz
    • 125 MHz

インテル® Stratix® 10デバイスはOSC_CLK_1ソースクロックの周波数を逓倍し、コンフィグレーションに250 MHzのクロックを生成します。OSC_CLK_1ソースを使用することで、可能な限り最速のコンフィグレーションが実現できるようになります。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアを使用してこの周波数を設定する手順については、コンフィグレーション・クロック・ソースの設定を参照してください。

この周波数は、.qsfファイルを編集することでも指定可能です。可能な割り当ては次のとおりです。
# EXTERNAL OSCILLATOR CLOCK VIA OSC_CLK_1 PIN set_global_assignment -name DEVICE_INITIALIZATION_CLOCK OSC_CLK_1_25MHZ set_global_assignment -name DEVICE_INITIALIZATION_CLOCK OSC_CLK_1_100MHZ set_global_assignment -name DEVICE_INITIALIZATION_CLOCK OSC_CLK_1_125MHZ

デバイスの電源を再投入せずにリコンフィグレーションする場合のコンフィグレーション・クロック要件

OSC_CLK_1をコンフィグレーションに指定し、 インテル® Stratix® 10デバイスの電源を切断することなくリコンフィグレーションを行う場合、デバイスはOSC_CLK_1でのみリコンフィグレーションできます。このシナリオでは、OSC_CLK_1はフリーランニングのクロックでなければなりません。

デバイスの電源を再投入してコンフィグレーションする場合のコンフィグレーション・クロック要件

電源を切断し、OSC_CLK_1をコンフィグレーションに指定する場合、 インテル® Stratix® 10デバイスは内部オシレーターを使用してビットストリームの最初のセクションをロードし、OSC_CLK_1を残りの部分に使用します。