インテルのみ表示可能 — GUID: kra1521532794056
Ixiasoft
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5.3.1. 操作コマンド
コマンド | コード (Hex) | コマンド長 8 | 応答長8 | 説明 | |||
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RSU_IMAGE_UPDATE | 5C | 2 | 0 | ファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージのいずれかのデータソースからリコンフィグレーションをトリガーします。 このコマンドは、フラッシュ内のリコンフィグレーション・データ・アドレスを指定する64ビットのオプションの引数を取ります。引数を指定しない場合、その値は0とみなされます。
デバイスがすでにコンフィグレーション・コマンドを処理している場合は、ゼロ以外の応答を返します。 |
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RSU_GET_SPT | 5A | 0 | 4 | RSU_GET_SPTは、RSUが使用する2つのサブ・パーティション表 (SPT0およびSPT1) のクワッドSPIフラッシュの位置を取得します。 4ワードの応答には次の情報が含まれます。 |
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オフセット | 名称 | 説明 | |||||
0 | SPT0[63:32] | クワッドSPIフラッシュ内のSPT0のアドレス | |||||
1 | SPT0[31:0] | ||||||
2 | SPT1[63:32] | クワッドSPIフラッシュ内のSPT1のアドレス | |||||
3 | SPT1[31:0] | ||||||
CONFIG_STATUS | 4 | 0 | 6 | 最後のリコンフィグレーションの状態を報告します。このコマンドを使用し、コンフィグレーション中およびコンフィグレーション後のコンフィグレーション状態を確認することができます。応答には次の情報が含まれます。 |
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ワード | 要約 | 説明 | |||||
0 | 状態 | コンフィグレーションに関する最新のエラーについて説明します。コンフィグレーション・エラーがない場合は0を返します。
エラーフィールドには2つのフィールドがあります。
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1 | バージョン | RSUデータ構造のバージョン | |||||
2 | ピンの状態 |
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3 | ソフト機能の状態 | 各ソフト機能の値を含みます。SDMピンに機能を割り当てていない場合でも値は含まれます。
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4 | エラー位置 | エラーの位置を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
5 | エラー詳細 | エラーの詳細を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
RSU_STATUS | 5B | 0 | 9 | 現在のリモート・システム・アップグレードの状態を報告します。このコマンドを使用し、コンフィグレーション中および完了後にコンフィグレーションの状態を確認できます。このコマンドは、次の応答を返します。 | |||
ワード | 要約 | 説明 | |||||
0-1 | 現在のイメージ | 現在実行中のアプリケーション・イメージのフラッシュオフセットです。 | |||||
2-3 | 失敗したイメージ | 失敗したイメージのうち、最も優先順位が高いアプリケーション・イメージのフラッシュオフセットです。フラッシュメモリーで複数のイメージが使用可能な場合、最初に失敗したイメージの値を格納します。すべてが0の値は、失敗したイメージがないことを示します。失敗したイメージがない場合、ステータス情報の残りのワードに有効な情報は格納されません。
注: ASx4において、リコンフィグレーションを行うnCONFIGの立ち上がりエッジはこのフィールドをクリアーしません。失敗したイメージに関する情報は、Mailbox Clientが新しいRSU_IMAGE_UPDATEコマンドを受信し、更新イメージで正常にコンフィグレーションが行われた場合にのみ更新されます。
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4 | 状態 | 失敗したイメージの失敗コードです。 エラーフィールドには2つの部分があります。
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5 | エラー報告とバージョン | インテルQuartus Prime開発ソフトウェア・プロ・エディションのバージョン19.4より、次のフィールドが含まれます。
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6 | エラー位置 | 失敗したイメージのエラー位置を格納します。エラーがなければ0を返します。 | |||||
7 | エラー詳細 | 失敗したイメージのエラーの詳細を格納します。エラーがなければ0を返します。 | |||||
8 | 現在のイメージの再試行カウンター | 現在のイメージに対して行われた再試行回数のカウントです。最初はカウンターは0です。カウンターは最初の再試行後に1に設定され、2回目の再試行後に2に設定されます。 インテル® Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) で再試行の最大数を指定します。コマンドは、set_global_assignment -name RSU_MAX_RETRY_COUNT 3です。MAX_RETRYカウンターの有効な値は1から3です。使用可能な再試行の実際の数は、MAX_RETRY -1です。 このフィールドは、インテルQuartus Prime開発ソフトウェア・プロ・エディションのバージョン19.3で追加されました。 |
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QSPI_OPEN | 32 | 0 | 1 | クワッドSPIへの排他的アクセスを要求します。SDMは、クワッドSPIが使用されておらず、SDMがデバイスをコンフィグレーションしていない場合に要求を受け入れます。SDMがアクセスを許可する場合はOKを返します。クワッドSPIフラッシュがビジーの場合はALT_SDM_MBOX_RESP_DEVICE_BUSYを返します。
注: SDMは、このメールボックスを使用してクライアントに排他的アクセスを許可します。アクティブなクライアントがQSPI_CLOSEコマンドを使用してアクセスを放棄するまで、他のクライアントはクワッドSPIにアクセスできません。
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QSPI_CLOSE | 33 | 0 | 1 | クワッドSPIインターフェイスへの排他的アクセスを閉じます。 | |||
QSPI_SET_CS | 34 | 1 | 1 | チップ・セレクト・ラインで接続されているクワッドSPIデバイスの1つを指定します。次に説明されているように、1ワードの引数を取ります。
このコマンドは、AS x4のコンフィグレーション・スキームではオプションです。他のすべてのコンフィグレーション・スキームには必要です。 SDM_IOピンを使用するQSPIフラッシュ・メモリー・デバイスへのアクセスは、AS x4コンフィグレーション・スキーム、JTAGコンフィグレーション、およびASx4コンフィグレーションにコンパイルされたデザインでのみ利用可能です。 Avalon® STコンフィグレーション・スキームでは、QSPIフラッシュメモリーをGPIOピンに接続する必要があります。 |
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QSPI_READ | 3A | 2 | N | 接続されているクワッドSPIデバイスを読み出します。最大の読み出しサイズは4キロバイト (KB) です。 2つの引数を取ります。
成功するとOKが返され、クワッドSPIデバイスから読み出されたデータが続きます。失敗応答はエラーコードを返します。 部分的に成功した読み出しの場合、QSPI_READは誤ってOKステータスを返す場合があります。
注: デバイス・コンフィグレーションの進行中に、QSPI_READコマンドを実行することはできません。
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QSPI_WRITE | 39 | 2+N | 0 | クワッドSPIデバイスにデータを書き込みます。3つの引数を取ります。
書き込みに成功すると、OK応答コードが返されます。 書き込みに向けてメモリーを準備する際に、インテルでは、このコマンドを発行する前にQSPI_ERASEコマンドを使用することを推奨しています。
注: デバイス・コンフィグレーションの進行中に、QSPI_WRITEコマンドを実行することはできません。
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QSPI_ERASE | 38 | 2 | 0 | クワッドSPIデバイスのセクターを消去します。2つの引数を取ります。
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QSPI_READ_DEVICE_REG | 35 | 2 | N | クワッドSPIデバイスからレジスターを読み出します。読み出しは最大8バイトです。次の2つの引数を取ります。
読み出しが成功すると、OK応答コードと、それに続いてデバイスから読み出されたデータが返されます。4バイトの倍数ではないデータは、次のワード境界までパディングされます。 |
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QSPI_WRITE_DEVICE_REG | 36 | 2+N | 0 | クワッドSPIのレジスターに書き込みます。書き込みは最大8バイトです。3つの引数を取ります。
セクターの消去またはサブセクターの消去を行う場合は、シリアル・フラッシュ・アドレスを最上位バイト (MSB) から最下位バイト (LSB) の順で以下の例のように指定する必要があります。 アドレス0x04FF0000にあるMicron 2 gigabit (Gb) フラッシュのセクターをQSPI_WRITE_DEVICE_REGコマンドを使用して消去するには、フラッシュアドレスをMSBからLSBの順で次のように書き込みます。 ヘッダー: 0x00003036 オペコード: 0x000000DC 書き込むバイト数: 0x00000004 フラッシュアドレス: 0x0000FF04 書き込みが成功すると、OK応答コードが返されます。このコマンドは、4バイトの倍数ではないデータを次のワード境界までパディングします。 |
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QSPI_SEND_DEVICE_OP | 37 | 1 | 0 | クワッドSPIにコマンドオペコードを送信します。1つの引数を取ります。
コマンドが成功すると、OK応答コードが返されます。 |
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RSU_NOTIFY | 5D | 1 | 0 |
RSU_STATUS応答にあるすべてのエラー情報をクリアーし、再試行カウンターをリセットします。1ワードの引数には次のフィールドがあります。
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重大なエラーコード | エラーの種類 | 説明 |
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0xF001 | BITSTREAM_ERROR | 符号なしビットストリームが使用されている可能性があります。ビットストリームが正しいキーで署名されていることを確認します。 |
0xF002 | HARDWARE_ACCESS_FAILURE | PMBusに準拠する電圧レギュレーターとの通信エラーです。パワー・マネジメントとSmartVID (Smart Voltage Identification) のパラメーター設定および、PMBusインターフェイス接続を確認します。 |
0xF003 | BITSTREAM_CORRUPTION | ビットストリームが破損しています。コンフィグレーション・デバイスまたはフラッシュのビットストリームが破損していないことを確認します。 |
0xF004 | INTERNAL_ERROR | この重大なエラーのコードは、次のエラーイベントを示している可能性があります。
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0xF005 | DEVICE_ERROR |
SDMの内部デバイスエラーを示します。次のエラーが発生している可能性があります。
お住まいの地域のフィールド・アプリケーション・エンジニア (FAE) にお問い合わせください。もしくは、 My Intel サポートページでサービスリクエストを発行し、さらなるデバッグに向けたエラーログのキャプチャーに関してサポートを得ます。 |
0xF006 | HPS_WATCHDOG_TIMEOUT | HPSウォッチドッグのタイムアウト・エラーです。デザインがウォッチドッグ・タイマーを正しくリセットしていることを確認します。 |
0xF007 | INTERNAL_UNKNOWN_ERROR | 不明なタスクによる内部デバイスエラーを示します。 お住まいの地域のフィールド・アプリケーション・エンジニア (FAE) にお問い合わせください。もしくは、 My Intel サポートページでサービスリクエストを発行し、さらなるデバッグに向けたエラーログのキャプチャーに関してサポートを得ます。 |
軽微なエラーコード | エラーの種類 | 説明 |
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0xD001 | RSU_CMF_AUTH_ERR | ファームウェアの認証エラーです。 |
0xD002 | RSU_USER_AUTH_ERR | デザインの認証エラーです。 |
0xD003 | RSU_CMF_DESC_SHA_MISMATCH | SHAがファームウェアの記述子と一致しません。 |
0xD004 | RSU_POINTERS_NOT_FOUND_ERR | デバイスがパワーオンリセット (POR) を終了した後の最初のブートで、ブートROMからデータを読み出すことができません。 |
0xD005 | RSU_QSPI_REQ_CHANGE | RSUの初期化中にクワッドSPIフラッシュをコンフィグレーションできません。 |
0xD006 | RSU_FACTORY_IMAGE_FAILED | イメージのロードに失敗しました (ファクトリー・イメージも含む)。 |
0xD007 | RSU_CMF_TYPE_ERR | ファームウェアのバージョンが以前にロードされたバージョンと一致しません。 |