インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683762
日付 12/16/2019
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ドキュメント目次

3.1.10.4. PFL II信号

表 22.  PFL II信号
ピン 種類 ウィークプルアップ 機能
pfl_nreset 入力 PFL II IPコアの非同期リセットです。FPGAコンフィグレーションを有効にするにはHighにプルアップします。FPGAコンフィグレーションを行わない場合は、PFL II IPコアを使用しない際にLowにプルダウンします。このピンは、PFL II IPのフラッシュ・プログラミング機能に影響しません。
pfl_flash_access_granted 入力 システムレベルの同期に使用されます。フラッシュへのアクセスを制御するプロセッサーまたはアービターがこの入力ピンを駆動します。PFL II IPコアの機能をフラッシュマスターとして使用するには、このピンをHighにプルアップします。pfl_flash_access_grantedピンをLowに駆動すると、JTAGインターフェイスがフラッシュおよびFPGAコンフィグレーションにアクセスできなくなります。
pfl_clk 入力 デバイスへのユーザー入力クロックです。これは、PFL II IPのConfigurationタブでWhat is the external clock frequency?パラメーターに指定する周波数です。この周波数は、コンフィグレーション中にFPGAに指定する最大DCLK周波数よりも高くすることはできません。フラッシュ・プログラミングにPFL II IPのみを使用している場合、このピンは使用できません。
fpga_pgm[] 入力 コンフィグレーションのページを決定します。フラッシュ・プログラミングにPFL II IPのみを使用している場合、このピンは使用できません。
fpga_conf_done 入力 10 kΩプルアップ抵抗 FPGAのCONF_DONEピンに接続します。コンフィグレーションが成功すると、FPGAはこのピンをHighにリリースします。FPGAコンフィグレーション中にこのピンはLowに保持されます。フラッシュ・プログラミングにPFL II IPのみを使用している場合、このピンは使用できません。
fpga_nstatus 入力 10 kΩプルアップ抵抗 FPGAのnSTATUSピンに接続します。このピンは、FPGAコンフィグレーションが開始する前にHighになっており、FPGAコンフィグレーション中はHighで維持する必要があります。コンフィグレーション・エラーが発生すると、FPGAはこのピンをLowにプルダウンし、PFL II IPコアはフラッシュ・メモリー・デバイスからのデータの読み出しを停止します。フラッシュ・プログラミングにPFL II IPのみを使用している場合、このピンは使用できません。
pfl_nreconfigure 入力

Lowの場合、FPGAのリコンフィグレーションが開始されます。リコンフィグレーションの手動制御を実装するには、このピンをスイッチに接続します。この入力を使用してCPLDに独自のロジックを記述し、PFL II IPを介してリコンフィグレーションをトリガーできます。pfl_nreconfigureを使用してfpga_nconfig出力信号を駆動し、リコンフィグレーションを開始します。pfl_clkピンはこの信号を登録します。フラッシュ・プログラミングにPFL II IPのみを使用している場合、このピンは使用できません。

pfl_flash_access_request 出力 システムレベルの同期に使用されます。必要に応じて、このピンはプロセッサーまたはアービターに接続します。JTAGインターフェイスがフラッシュにアクセスする際、またはPFL II IPがFPGAをコンフィグレーションする際に、PFL II IPコアはこのピンをHighに駆動します。この出力ピンは、flash_noeピンおよびflash_nweピンと連携して機能します。
flash_addr[] 出力 フラッシュ・メモリー・アドレスです。アドレスバスの幅は、フラッシュ・メモリー・デバイスの集積度とflash_dataバスの幅に依存します。インテルでは、PFL IIでSet flash bus pins to tri-state when not in useのオプションをOnにすることを推奨しています。
flash_data[] 入力または出力 (双方向ピン) 8ビット、16ビット、または32ビットのデータを送受信するための双方向データバスです。インテルでは、PFL IIでSet flash bus pins to tri-state when not in useのオプションをOnにすることを推奨しています。 6
flash_nce[] 出力 フラッシュ・メモリー・デバイスのnCEピンに接続します。Low信号は、フラッシュ・メモリー・デバイスを有効にします。複数のフラッシュ・メモリー・デバイスをサポートする場合はこのピンを使用します。flash_nceピンは、接続されているすべてのフラッシュ・メモリー・デバイスのそれぞれのnCEピンに接続されます。このポートの幅は、チェーン内のフラッシュ・メモリー・デバイスの数によって異なります。
flash_nwe 出力 フラッシュ・メモリー・デバイスのnWEピンに接続します。Lowの場合、フラッシュ・メモリー・デバイスへの書き込み動作が有効になります。
flash_noe 出力 フラッシュ・メモリー・デバイスのnOEピンに接続します。Lowの場合、読み出し動作中のフラッシュ・メモリー・デバイスの出力が有効になります。
flash_clk 出力 バーストモードに使用されます。フラッシュ・メモリー・デバイスのCLK入力ピンに接続します。CLKのアクティブエッジにより、フラッシュ・メモリー・デバイスの内部アドレスカウンターが増加します。単一CFIフラッシュのバーストモードにおいて、flash_clk周波数はpfl_clk周波数の半分です。デュアルCFIフラッシュ・ソリューションの場合、flash_clk周波数はpfl_clk周波数の1/4で動作します。このピンはバーストモード専用です。バーストモードを使用しない場合、これらのピンをフラッシュ・メモリー・デバイスからホストに接続しないでください。
flash_nadv 出力 バーストモードに使用されます。フラッシュ・メモリー・デバイスのアドレス有効入力ピンに接続します。この信号を使用して開始アドレスをラッチします。このピンはバーストモード専用です。バーストモードを使用しない場合、これらのピンをフラッシュ・メモリー・デバイスからホストに接続しないでください。
flash_nreset 出力 フラッシュ・メモリー・デバイスのリセットピンに接続します。Low信号はフラッシュ・メモリー・デバイスをリセットします。
fpga_nconfig オープンドレイン出力 10 kWプルアップ抵抗 FPGAのnCONFIGピンに接続します。LowパルスはFPGAをリセットし、コンフィグレーションを開始します。これらのピンは、PFL II IPコアのフラッシュ・プログラミング・オプションでは使用できません。6
pfl_reset_watchdog 入力 ウォッチドッグ・タイマーがタイムアウトする前にウォッチドッグ・タイマーをリセットするスイッチ信号です。ウォッチドッグ・タイマーをリセットするには、少なくともpfl_clkクロックの2サイクルの間、この信号をHighまたはLowに保持します。
pfl_watchdog_error 出力 Highの場合、ウォッチドッグ・タイマーのエラー状態を示します。
6 インテルでは、PFL IIピンとホストI/Oピンの間 (特にflash_dataピンとfpga_nconfigピン) にロジックを挿入しないことを推奨しています。