Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
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ドキュメント目次

2.8. LL Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPコアのパラメーター設定

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのパラメーター・エディターでパラメーター値を指定することにより、インテルFPGA IPコアをカスタマイズします。パラメーター・エディターは、選択した速度に適用可能なパラメーターのみをイネーブルします。

表 13.  LL Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPコアのパラメーター
パラメーター 説明
Speed 10G、1G/10G、10M/100M/1G/10G、1G/2.5G、1G/2.5G/10G、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII)、10M/100M/1G/2.5G、10M/100M/1G/2.5G/10G 希望の速度を選択します。デフォルトでは10Gが選択されています。
Datapath options TXのみ、RXのみ、TX & RX インスタンス化するMACバリエーションを選択します。
  • TXのみ - MAC TXをインスタンス化します。
  • RXのみ - MAC RXをインスタンス化します。
  • TX & RX - MAC TXとRXの両方をインスタンス化します。
Enable ECC on memory blocks オン、オフ このオプションをオンにすると、メモリーブロックのエラー検出と訂正がイネーブルになります。このオプションは、 インテル® Stratix® 10 Stratix® V Arria® V GZ、 インテル® Arria® 10、および インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみを対象とするデザインで使用可能です。

Enable time stampingオプションとEnable ECC on memory blocksオプションの両方をイネーブルしてIPコアを生成すると、IEEE 1588v2機能に関連するメモリーブロックを除いて、IPコアのすべてのメモリーブロックがECCで保護されます。

Enable preamble pass-through mode オン、オフ

このオプションをオンにすると、プリアンブル・パススルー・モードがイネーブルになります。また、tx_preamble_controlrx_preamble_control、およびrx_custom_preamble_forward レジスターを1に設定する必要があります。イネーブルすると、IPコアにより送信および受信データパスのデータフレームでカスタム・プリアンブルが可能になります。

このオプションは、10Gでのみ使用可能です。

Enable priority-based flow control (PFC) オン、オフ

このオプションをオンにすると、PFCがイネーブルになります。また、tx_pfc_priority_enable[n] ビットを1に設定し、Number of PFC queuesフィールドでプライオリティー・キューの数を指定する必要があります。

このオプションは、10Gでのみ使用可能です。

Number of PFC queues 2—8 PFCキューの数を指定します。このオプションは、Enable priority-based flow control (PFC) をオンにした場合にのみ、イネーブルになります。
Enable unidirectional feature オン、オフ このオプションをオンにすると、IEEE802.3仕様 (Clause 66) で指定されている単方向機能がイネーブルになります。この機能は、10G、1G/10G、および1G/2.5G/10G速度モードでのみサポートされています。
Enable 10GBASE-R register mode オン、オフ

このオプションをオンにすると、TXとRXデータパスで10GBASE-Rレジスターモードがイネーブルになり、MACとネイティブPHY間のラウンドトリップ・レイテンシーがさらに低減します。このモードでは、MACデータパスは322.265625 MHzで実行する必要があります。

このオプションは、10G TX & RXバリエーションでのみ使用可能です。次の機能では使用できません。

  • プリアンブル・パススルー
  • 優先順位ベースのフロー制御
  • 単方向
  • タイムスタンプ、および、
  • XGMIIおよび Avalon® Streamingインターフェイスの64ビット互換性オプション
Enable supplementary address オン、オフ このオプションをオンにすると、補助アドレスがイネーブルになります。また、rx_frame_control のレジスターの EN_SUPP0/1/2/3 を1に設定する必要があります。
Enable statistics collection オン、オフ TXとRXデータパスの統計値を収集するには、このオプションをオンにします。
Statistics counters メモリーベース、レジスターベース 統計情報カウンターの実装を指定します。Statistics collectionをオンにすると、カウンターのデフォルトの実装はMemory-basedになります。
  • Memory-based - このオプションを選択すると、ロジックエレメントが解放されます。MAC IPコアは、メモリーベースのカウンターが読み出された後、それらをクリアしません。
  • Register-based - このオプションを選択すると、メモリーが解放されます。MAC IPコアは、カウンターが読み出された後、レジスターベースの統計情報カウンターをクリアします。

MAC IPコアが連続してアンダーサイズ・フレームを送受信する場合、メモリーベースの統計情報カウンターは正確でない場合があります。TXデータパスでは、この状況を回避するためにパディングをイネーブルできます。アンダーサイズ・フレームは、64バイト未満のフレームです。

TX and RX datapath Reset/Default to Enable オン、オフ このオプションをオフにすると、起動時またはCSRリセット時にTXとRXデータパスがディスエーブルになります。
注: このオプションは、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのバージョン18.0以降でのみ使用可能です。
Enable time stamping オン、オフ TXとRXデータパスでタイムスタンプをイネーブルするには、このオプションをオンにします。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
Enable PTP one-step clock support オン、オフ このオプションをオンにすると、1ステップのタイムスタンプがイネーブルになります。このオプションは、タイムスタンプをオンにした場合にのみイネーブルになります。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
Enable asymmetry support オン、オフ このオプションをオンにすると、TXデータパスで非対称性のサポートがイネーブルになります。このオプションは、タイムスタンプとPTPワンステップ・クロック・サポートをオンにした場合にのみイネーブルになります。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
Enable peer-to-peer オン、オフ TXデータパスでピアツーピア・サポートをイネーブルするには、このオプションをオンにします。このオプションは、タイムスタンプとPTPワンステップ・クロック・サポートをオンにした場合にのみイネーブルになります。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
注: このオプションは、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのバージョン17.0以降でのみ使用可能です。
Timestamp fingerprint width 1–32 TXパス上のタイムスタンプ・フィンガープリントの幅をビット単位で指定します。デフォルト値は4ビットです。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
Time of Day Format Enable 96b Time of Day Format only、Enable 64b Time of Day Format only、Enable both 96b and 64b Time of Day Format 時刻形式を指定します。このオプションは、1G/2.5G/10G ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) ( インテル® Arria® 10 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみ)、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/10Gコンフィグレーションでは使用できません。
Use legacy Ethernet 10G MAC XGMII Interface オン、オフ XGMII上の64ビットのEthernet 10G MACとの互換性を維持するには、このオプションをオンにします。このオプションは、1G/2.5G、10M/100M/1G/2.5G、および10M/100M/1G/2.5G/5G/10G (USXGMII) コンフィグレーションでは使用できません。
Use legacy Ethernet 10G MAC Avalon memory-mapped interface オン、オフ このオプションをオンにすると、 Avalon® Memory-Mappedインターフェイス上の64ビットのEthernet 10G MACとの互換性が維持されます。このオプションは、1G /2.5Gおよび10M/100M/1G/2.5Gコンフィグレーションでは使用できません。
Use legacy Ethernet 10G MAC Avalon streaming interface オン、オフ このオプションをオンにすると、 Avalon® Streamingインターフェイスで64ビットのEthernet 10G MACとの互換性が維持されます。このオプションは、1G/2.5Gおよび10M/100M/1G/2.5Gコンフィグレーションでは使用できません。