Low Latency Ethernet 10G MAC Intel® FPGA IPユーザーガイド

ID 683426
日付 8/23/2021
Public
ドキュメント目次

4.4.3. CRC-32の挿入

デフォルトでは、MAC TXはCRC-32チェックサムを計算してTXフレームに挿入します。MAC TXでは、送信元アドレス、送信先アドレス、長さ、データ、およびパディングバイトを含むフレームバイトで、CRC-32チェックサムを計算します。計算では、プリアンブルとSFDバイトは除外されます。次に、MAC TXはCRC-32チェックサムをTXフレームに挿入します。チェックサムのビット31stは、CRCフィールドの最初のバイトの最下位ビットを占めます。

tx_crc_control[1] レジスタービットを0に設定することで、この機能をディスエーブルできます。

次の図で示しているのは、送信時にCRC挿入がイネーブルになり、受信時にCRC削除がディスエーブルになる Avalon® ストリーミング・データ・インターフェイスのタイミング図です。クライアントからのフレームにはCRC-32チェックサムがありません。MAC TXは、CRC-32チェックサム (4EB00AF4) をフレームに挿入します。その後、フレームはCRC-32チェックサムを使用してRXデータパスにループバックされます。

図 11. CRC挿入がイネーブルになっている Avalon® ストリーミングTXおよびRXインターフェイス


次の図で示しているのは、送信時にCRC挿入がディスエーブルになり、受信時にCRC削除がディスエーブルになる Avalon® ストリーミング・データ・インターフェイスのタイミング図です。MAC TXは、CRC-32チェックサム (4EB00AF4) を使用してクライアントからフレームを受信します。その後、同じCRC-32チェックサムを持つフレームがRXデータパスにループバックされます。

図 12. CRC挿入がディスエーブルになっている Avalon® ストリーミングTXおよびRXインターフェイス