Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: タイミング・アナライザー

ID 683243
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

2.5.20. ボトルネック・レポート

タイミング・アナライザーの Reports > Design Metrics > Report Bottlenecks... コマンドを実行すると、デザイン内のすべてのノードを指定した基準でランク付けして一覧にすることができます。同等のスクリプトコマンドは report_bottleneck です。

次のランク付け基準が事前定義されています。

  • num_fpaths - ノードを通過するタイミングが不合格のパスの数
  • num_fanins - ノードからのファンイン・エッジの数
  • num_fanouts - ノードからのファンアウト・エッジの数
  • num_paths - ノードを通過するパスの数
  • tns - ノードを通過するすべてのパスの負のスラックの合計

スクリプトを使用する際に、解析を行うパスを指定することができます。それには、任意の get_timing_paths 呼び出しの結果を report_bottleneck の最後の引数として渡します。GUI を使用する場合は、Report Bottlenecks ダイアログボックスでこの引数は自動的に処理されます。パスを指定しない場合、report_bottleneck では、デフォルトでデザイン内のワースト 1000 のセットアップ・パスを解析します。

レポートは、Tcl コンソール (-stdout)、タイミング・アナライザー GUI (-panel)、またはコンソールと GUI の組み合わせに出力することができます。

図 187. Report Bottlenecks (ノードを通過する不合格パスの数でランク付け)