インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410383984878
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410383984878
Ixiasoft
2.4.4.5.7. 送信先クロック周波数の倍数になる送信元クロック周波数
次の例では、送信元クロックの周波数は送信先クロックの周波数の倍数です。
次のタイミング図は、タイミング・アナライザーが実行するデフォルトのセットアップ・チェック解析を示しています。
セットアップ関係は、エッジ 1 で起動しているデータにはキャプチャーが必要なく、エッジ 2 で起動しているデータにキャプチャーが必要なことを示しています。したがって、セットアップ要件を緩和することができます。デフォルトの解析を修正するには、起動エッジを 1 クロック周期シフトし、スタート・マルチサイクル・セットアップ例外を 2 にします。次のマルチサイクル例外により、この例のデフォルトの解析を調整します。
マルチサイクル制約
set_multicycle_path -from [get_clocks clk_src] -to [get_clocks clk_dst] \ -setup -start 2
次のタイミング図は、この例に推奨されるセットアップ関係を示しています。
次のタイミング図は、タイミング・アナライザーが実行するデフォルトのホールドチェック解析を示しています。スタート・マルチサイクル・セットアップの値は 2 です。
この例において、ホールドチェック 2 は過剰に制約されています。次のデータの起動は 10ns のエッジになり、現在の 10ns のラッチエッジでキャプチャーされるデータに対して確認する必要がありますが、これはホールドチェック 2 では発生しません。デフォルトの解析を修正するには、スタート・マルチサイクル・ホールド例外を 1 で使用します。