インテルのみ表示可能 — GUID: sam1403481871095
Ixiasoft
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4.2.5. クロックの逓倍と分周
Arria 10の PLL 出力周波数は、整数モードの M/(N × C) のスケーリング係数で、PLL の入力リファレンス・クロックソースに関連付けられます。入力クロックはプリスケール係数のNで分周され、Mのフィードバック係数で逓倍されます。コントロール・ループは、fin × (M/N) になるよう VCO をライブします。
Quartus® Primeソフトウェアは、I/O PLL のAltera IOPLL IP コア、fPLL のArria 10 FPLL IP コアに入力される入力周波数、逓倍値、および分周値によって適切なスケーリング係数を自動的に選択します。
プリスケール・カウンターのNと逓倍カウンターのM
各 PLL は、プリスケール・カウンターNと逓倍カウンターMをそれぞれ 1 つずつ有します。これら 2 つのカウンターの目的は周波数分周を計算することであるため、MカウンターとNカウンターはデューティー・サイクル・コントロールを使用しません。
ポスト・スケール・カウンター (C)
各出力ポートは、独自のポスト・スケール・カウンター、Cを有します。周波数の異なる複数のCカウンター出力では、VCO は周波数規格に適合する出力周波数の最小公倍数に設定されます。例えば、1 つの I/O PLL から要求される出力周波数が55 MHzと100 MHzの場合、 Quartus® Primeソフトウェアは VCO 周波数を1.1 GHz (VCO 動作周波数範囲内での55 MHzと100 MHzの公倍数 ) に設定します。その後、ポストスケール・カウンターのCは各出力ポートの VCO 周波数を分周します。
ポスト・スケール・カウンター (L)
fPLL は、追加のポスト・スケール・カウンターであるLを有します。Lカウンターは、 M/(N × L) スケーリング係数を使用して、クロックソースからの周波数を合成します。Lカウンターは差動クロックペア ( 0 度 と 180 度 ) を生成し、HSSI クロック・ネットワークをドライブします。
フラクショナル・モード
フラクショナル・モードでは、Mカウンターの値はMフィードバック係数とフラクショナル値の合計に等しくなります。フラクショナル値は K/232 に等しく、Kは 0 と(2X – 1) の間の整数です。
整数モード
I/O PLL は整数モードでのみ動作可能です。