インテルのみ表示可能 — GUID: sam1403483278508
Ixiasoft
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8.2.2.1.3. CRC_ERROR ピンの動作
Arria® 10の高速 EDCRC 機能は、全てのカラムベースのチェックビット・エンジンを並列的に処理します。SEU が検出されると、カラムベースのチェックビットはCRC_ERRORをアサートし、次に、検出されたフレーム位置は影響を受けたビットの位置をより詳しく特定するためにフレームベースのチェックビットに渡されます。このプロセスによりCRC_ERRORピンは 2 度アサートされます。カラムベースのチェックビットが最初にCRC_ERRORパルスをアサートし、フレームベースのチェックビットによる 2 番目のパルスのアサートが続きます。
Arria® 10では、CRC_ERRORは SEU が検出されるとすぐに High にアサートされ、EMR の読み出しが可能になるまで High にとどまります。CRC_ERRORピンが Low になるとすぐに EMR データをアンロードできます。EMR データがアンロードされると、エラータイプおよび影響を受けた位置が特定できます。これらの情報によって、その SEU イベントにシステムが対応する方法を決定します。
稀な事象である訂正不可能なエラーあるいは位置不明なエラーでは、CRC_ERROR信号は 1 度だけアサートされます。訂正不可能なエラーの位置は特定できないため、フレームベースのチェックビットによる 2 番目のパルスのアサートは生じません。訂正不可能な複数ビットの SEU が生じる統計的な可能性は、標準的な環境条件下のデバイスでは 10,000 年に 1 回以内です。
1 つの SEU イベントで 1 度のパルスが観測されたカラムベースまたはフレームベースのチェックビットのCRC_ERRORピン動作の例です。