インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

8.2.2.1.2. エラー・メッセージ・レジスター

EMR には、エラータイプ、エラー位置、および実際の症状に関する情報が含まれます。Arria 10 デバイスでは、このレジスターは 78 ビット幅です。EMR は、訂正不可能なエラーの位置ビットは検出しません。EMR のエラー位置には、フレーム番号、ダブルワード位置、さらにフレームおよびカラム内のビット位置が含まれます。

このレジスターの内容は、以下を介してシフトアウトできます。

  • EMR Unloader IP コア—コア・インターフェイス
  • SHIFT_EDERROR_REG JTAG 命令—JTAG インターフェイス
  • HPS シフトレジスタ—HPS インターフェイス
図 165. エラー・メッセージ・レジスター・マップ


表 107.  エラー・メッセージ・レジスター幅と概要
レジスター名 幅 ( ビット ) 概要
Frame Address 16 エラー位置のフレーム番号
Column-Based Double Word 2 カラム内のフレームごとに 4 のダブルワードがあり、これがエラーのダブルワード位置を示す。
Column-Based Bits 5 32 ビット・ダブルワード内でのエラー位置
Column-Based Type 3 示すエラーのタイプ
Frame-Based syndrome register 32 現在のフレーム用に計算された 32 ビットの CRC シグネチャーを収容する。CRC が 0 の場合、CRC_ERROR ピンが Low に駆動されエラーが無いことを表示。それ以外の場合はピンが High に引き上げられる。
Frame-Based Double Word 10 CRAM フレーム内のダブルワードの位置
Frame-Based Bit 5 32 ビット・ダブルワード内でのエラー位置
Frame-Based Type 3 示すエラーのタイプ
Reserved 1 予約ビット
Column-Based Check-Bits Update 1 カラム・チェックビット更新ステージで生じたエラーがある場合、ロジック High になる。CRC_ERRORピンがアサートされ、FPGA がリコンフィグレーションされるまで High を保つ。