インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

7.4.2. リモート・アップデート・モードでのコンフィグレーション・シーケンス

図 160. リモート・アップデート・モードでのファクトリーとアプリケーション・コンフィグレーション間の遷移


nCONFIGを使用してトリガーされるパワーアップまたはリコンフィグレーションでは、AS コントローラーは EPCQ-L デバイスから開始アドレスを読み込み、ファクトリーまたはアプリケーション・コンフィグレーション・イメージのいずれかの初期のコンフィグレーション・イメージをロードします。初期のイメージがアプリケーション・コンフィグレーション・イメージであり、エラーが発生した場合、コントローラーは、ファクトリー・コンフィグレーション・イメージのロード前に、同じ初期のアプリケーション・コンフィグレーション・イメージのロードを 3 回試みます。初期のアプリケーション・コンフィグレーション・イメージがユーザー・ウォッチドッグ・タイムアウト・エラーを発生する場合は、コントローラーはファクトリー・コンフィグレーション・イメージをロードします。ファクトリー・ユーザーモードまたはアプリケーション・ユーザーモード中に、新しいアプリケーション・コンフィグレーション・イメージをロードすることができます。エラーが発生した場合、コントローラーはファクトリー・コンフィグレーション・イメージをロードします。

注: エラーが発生すると、AS コントローラーはファクトリー・イメージに戻る前に、同じアプリケーション・コンフィグレーション・イメージを 3 回ロードします。それに要する合計時間は100 ms を超え、CvP の使用時の PCIe のブートアップ時間に違反します。デザインが PCIe ブートアップ要件に影響を与える場合は、インテルは direct-to-application 機能の使用を推奨しません。