インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

5.6.5.6.2. 外部 PLL モードのアルテラ IOPLLパラメーター値

次の例は、アルテラ IOPLL IP コアを使用してアルテラ LVDS SERDESの出力クロックを生成するにあたってのクロッキング要件を示しています。なお、例では、クロックとデータはデバイスのピンでエッジ・アライメントされるという仮定で位相シフトを設定しています。

注: 他のクロックおよびデータの位相関係については、インテルは、外部 PLL モードオプションを使用せずに、最初にアルテラ LVDS SERDES インターフェイスをインスタンス化することを推奨します。 Quartus® Prime ソフトウェアの IP コアをコンパイルし、各クロック出力の周波数、位相シフト、およびデューティサイクルの設定に留意します。これらの設定をアルテラ IOPLL IP コア Parameter Editorに入力し、該当の出力をアルテラ LVDS SERDES IP コアに接続します。
表 65.  例 : アルテラ IOPLL IP コアを使用した出力クロックの生成(DPA およびソフト CDR モードなし ) 次の表は、DPA およびソフト CDR モードを使用していない場合、アルテラ IOPLL IP コアを使用して、3 つの出力クロックを生成するためのアルテラ IOPLL Parameter Editorで設定できるパラメーターの値を示しています。
パラメーター

outclk0

(アルテラ LVDS SERDESトランスミッターまたはレシーバーのext_fclkポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

(アルテラ LVDS SERDESトランスミッターまたはレシーバーのext_loadenポートにloaden[0]として接続する )

outclk2

( トランスミッターとレシーバーの両方のパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、アルテラ LVDS SERDESext_coreclockポートに接続する )

Frequency

データレート

データレート / シリアライゼーション・ファクター

データレート / シリアライゼーション・ファクター

Phase shift

180°

[( デシリアライゼーション・ファクター – 1 ) / デシリアライゼーション・ファクター ] x 360°

180 / シリアライゼーション・ファクター

( シリアライゼーション・ファクターで除算した outclk0 位相シフト )

Duty cycle

50%

100 / シリアライゼーション・ファクター

50%

RSKM の式を使用する位相シフトの計算では、入力クロックとシリアルデータはエッジ・アライメントされていると仮定します。180° の位相シフトをサンプリング・クロック (c0) に導入すると、次の図に示されるように、入力データは outclk0 に対して確実に中央に揃えられます。

図 114. 外部 PLL インターフェイス信号の位相関係


表 66.  例 : アルテラ IOPLL IP コアを使用した出力クロックの生成 ( DPA およびソフト CDR モード使用 )次の表は、DPA およびソフト CDR モードを使用している場合、アルテラ IOPLL IP コアを使用して、4 つの出力クロックを生成するためのアルテラ IOPLL Parameter Editorで設定できるパラメーターの値を示しています。DPA およびソフト CDR モードを使用している場合、アルテラ IOPLLlocked出力ポートを反転し、アルテラ LVDS SERDES IP コアのpll_aresetポートに接続する必要があります。
パラメーター

outclk0

( アルテラ LVDS SERDESトランスミッターまたはレシーバーのext_fclkポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

outclk2

( トランスミッターとレシーバの両方のためにパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、アルテラ LVDS SERDESext_coreclockポートに接続 )

VCO 周波数

(アルテラ LVDS SERDESext_vcoph[7:0]ポートにphout[7:0]として接続する )

Frequency

データレート

データレート / シリアライゼーション・ファクター データレート / シリアライゼーション・ファクター

データレート

Phase shift

180°

[(デシリアライゼーション・ファクター – 1)/デシリアライゼーション・ファクター] x 360°

180 / シリアライゼーション・ファクター

( シリアライゼーション・ファクターで除算した outclk0 位相シフト )

Duty cycle

50%

100 / シリアライゼーション・ファクター

50%

表 67.  例 : レシーバーチャネルと共用の複数のバンクにまたがるトランスミッター向けの共用アルテラ IOPLLIP コアを使用した出力クロックの生成 (DPA およびソフト CDR モード使用 )次の表は、アルテラ IOPLLIP コアを使用して、6 つの出力クロックを生成するためのアルテラ IOPLL Parameter Editorで設定できるパラメーターの値を示しています。DPA およびソフトCDR モードでレシーバーチャネルと共有する複数のバンクにまたがるトランスミッタ・チャネルを使用する場合は、これらの設定を使用します。DPA およびソフトCDR モードを使用している場合、アルテラ IOPLLlocked出力ポートを反転し、アルテラ LVDS SERDESIP コアのpll_aresetポートに接続する必要があります。
パラメーター

outclk0

(アルテラ LVDS SERDESレシーバーのext_fclk ポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

(アルテラ LVDS SERDESレシーバーのext_loadenポートにloaden[0]として接続する )

outclk4

( トランスミッターとレシーバーの両方のパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、アルテラ LVDS SERDESext_coreclockポートに接続する )

VCO 周波数

(アルテラ LVDS SERDESext_vcoph[7:0]ポートにphout[7:0]として接続する )

outclk2

(アルテラ LVDS SERDESトランスミッターのext_fclkポートにlvds_clk[1]として接続する )

outclk3

(アルテラ LVDS SERDESトランスミッターのext_loadenポートにloaden[1]として接続する )

Frequency

データレート

データレート / シリアライゼーション・ファクター データレート / シリアライゼーション・ファクター

データレート

Phase shift

180°

[( デシリアライゼーション・ファクター – 1) / デシリアライゼーション・ファクター ] x 360°

180 / シリアライゼーション・ファクター

( シリアライゼーション・ファクターで除算した outclk0 位相シフト )

Duty cycle

50%

100 / シリアライゼーション・ファクター

50%