Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

6.3.2.1. Chip Planner での Logic Lock 領域の定義

Chip Planner を使用すると、デバイス内の他のリソースに関連する Logic Lock 領域の位置とプロパティーを簡単に確認できます。

Analysis & Elaboration の前に、Chip Planner は利用可能なデバイス・フロアプラン・リソースを表示します。このフロアプランで Logic Lock 領域を定義することができます。Analysis & Elaboration の後、領域にメンバーノードを追加することができます。

Chip Planner で Logic Lock 領域を描画するには以下の手順を実行してください。

  1. Quartus® Prime プロジェクトを開きます。
  2. Processing > Start > Start Analysis & Elaboration をクリックします。
    注: メンバーノードを追加せずに空の領域を確保する場合は、この手順を省略することができます。
  3. Chip Planner を開くには、Tools > Chip Planner をクリックします。Chip Planner が開き、デバイスリソース情報をロードします。
  4. Chip Planner ツールバーの Create Logic Lock Region ボタンをクリックします。
    図 110. Chip Planner ツールバーのCreate Logic Lock Region ボタン


  5. 領域の寸法と位置を定義するには、Chip Planner フロアプラン上でカーソルをクリックしてドラッグし、希望の位置とサイズの領域を描きます。指定した座標に、<<unassigned>> の Logic Lock 領域が Chip Planner および Logic Lock Regions ウィンドウに表示されます。
    図 111. 領域の位置とサイズにカーソルをドラッグする


  6. Logic Lock Regions ウィンドウで <<unassigned>> をダブルクリックし、その領域を説明する名前を入力します。
  7. 領域にメンバーノードを追加するには、Members セルをクリックし、(…) ボタンをクリックして追加するノードを検索します。この手順を実行する前に、手順 2 を完了する必要があります。
    図 112. 領域名とメンバーの指定


  8. 領域に対する WidthHeight、および Origin のポイントの設定を Logic Lock Regions ウィンドウで確認またはカスタマイズします。
  9. フィッターがその領域に他のロジックを配置しないようにするには、Reserved オプションをオンにします。このオプションは、予備的なフロアプランニングや、後で追加するロジッ クのためにデバイスリソースを予約する場合に便利です。それ以外の場合は、このオプションをオフのままにします。
  10. 領域からペリフェラル・デバイスリソースを除外するには、Core-Only オプションをオンにします。
  11. 領域 Size/State に対して、Logic Lock 領域のサイズと配置をユーザーとフィッターのどちらが決定するのかを指定します。
    • Fixed/Locked に設定すると、デフォルトの値は、Logic Lock 領域のサイズと配置を定義します。
    • Auto/Floating に設定すると、フィッターは Logic Lock 領域のサイズと配置を決定します。
  12. Routing Region に対しては、UnconstrainedWhole Chip、または Fixed Width Expansion オプションなどの配線領域の制約のタイプを指定します。配線領域の定義 を参照してください。