Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.2. Netlist Viewer による Quartus® Prime デザインフロー

デザインのコンパイル後に最初に Netlist Viewer の 1 つを開くと、Netlist Viewer が開く前にプリプロセッサー・ステージが自動的に実行されます。

プリプロセッサーのプロセスボックスのリンクをクリックして Settings > Compilation Process Settings ページに移動し、Run Netlist Viewers preprocessing during compilation オプションをオンにすることができます。このオプションをオンにすると、前処理はプロジェクト全体のコンパイルフローの一部になり、前処理ダイアログボックスを表示せずに Netlist Viewer がすぐに開きます。

図 7.  Quartus® Prime RTL Viewer と Technology Map Viewer を含むデザインフロー

この図は、Netlist Viewer が基本的な Quartus® Primeデザインフローにどのように適合するかを示しています。

Netlist Viewer でプリプロセッサー・ステージを実行する前に、デザインをコンパイルする必要があります。

  • RTL Viewer を開くには、まず Analysis & Elaboration を実行します。
  • Technology Map Viewer (フィッティング後)またはTechnology Map Viewer (マッピング後)を開くには、まず Analysis & Synthesis を実行します。
Netlist Viewer には、最後に成功したコンパイルの結果が表示されます。
  • そのため、Analysis & Elaboration 中にエラーを引き起こすデザイン変更を行った場合、新しいデザインファイルのネットリストは表示できませんが、最後に正常にコンパイルされたデザインファイルの結果は表示できます。
  • コンパイル中にエラーが発生し、プロジェクトに適切なコンパイルステージをまだ正常に実行していない場合、Netlist Viewer は表示できません。この場合、Netlist Viewer を開こうとすると Quartus® Prime 開発ソフトウェアはエラーメッセージを発行します。
注: 新しいコンパイルを開始する際に Netlist Viewer が開いている場合、Netlist Viewer は自動的に閉じます。コンパイルが正常に完了した後、新しいデザイン・ネットリストを表示するには、Netlist Viewer を再度開く必要があります。