Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.6.3. Fitter レポートでペリフェラルからコアまでの最適化を表示する

Quartus® Prime 開発ソフトウェアは、コンパイル後に Fitter (Place & Route) レポートにコアの配置と配線の最適化の概要を生成します。
  1. Quartus® Prime プロジェクトをコンパイルします。
  2. Tasks ペインで、Compilation を選択します。
  3. Fitter (Place & Route) View Report をダブルクリックします。
  4. Fitter フォルダーで、Place Stage フォルダーを展開します。
  5. Periphery to Core Transfer Optimization Summary をダブルクリックします。
    表 34.  Fitter レポート - Periphery to Core Transfer Optimization (P2C) の概要
    From パス To パス 説明
    Node 1 Node 2 Placed and Routed — コアレジスターがロックされています。 ペリフェラルからコア/コアからペリフェラルへの配線がコミットされます。
    Node 3 Node 4 Placed but not Routed — コアレジスターがロックされています。配線はコミットされません。これは、P2C が単一グループ内のすべてのターゲットパスを最適化できない場合、例えば、同じ遅延/ワイヤー要件、または同じ制御信号などで発生します。部分的な P2C 配線のコミットメントは、解決できない配線の輻輳を引き起こす可能性があります。
    Node 5 Node 6 Not Optimized — これは、P2C が Auto に設定されていて、パスが次のいずれかの問題により最適化されていない場合に発生します。
    1. 遅延要件を達成することは不可能です。
    2. 最小遅延要件 (ホールドタイミング)が大きすぎます。ホールドタイミングを満たすために多数のワイヤーを追加する必要がある場合、P2C アルゴリズムでは効率的に対処できません。
    3. P2C はこの特定のパスに関して解決できない配線の輻輳に遭遇します。