Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

6.3. Logic Lock の配置制約の定義

Logic Lock 領域は、強力なタイプのロジック配置および配線制約です。ターゲットデバイス上の任意の物理リソース領域を Logic Lock 領域として定義し、その領域にデザインノードやその他のプロパティーを割り当てることができます。デザインノードを Logic Lock 領域に制約すると、フィッターは常にそれらのノードを領域内に配置するため、各デザインのイタレーションでより予測可能な結果が得られます。

フロアプランには、デザインの特性に応じて複数の Logic Lock 領域を含めることができます。また、Logic Lock 領域の一部として配線領域を定義することもできます。配線領域は、配線エリアの制約を指定します。

Chip Planner を使用すると、デバイスのフロアプラン内のリソースを視覚化し、制約を設定することが容易になります。Logic Lock Regions ウィンドウを使用して、フロアプラン内に Logic Lock 領域の寸法を描画または指定することができます。合成またはフィッティングを実行した後、デザインノードを領域のメンバーとして割り当て、制約を実装することができます。

図 106. Chip Planner で定義される u_blinking_led Logic Lock 領域


プロジェクト内の Logic Lock 領域に関する潜在的な問題を検出して解決するには、Report DRC をクリックしてデザイン・アシスタントを実行し、FLP ルールカテゴリーをチェックします。FLP デザイン・アシスタントのルールは、フロアプランニングおよび Logic Lock 領域に関する可能性のある問題を検出します。

図 107. フロアプラン (FLP) デザイン・アシスタントのルール