Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.3. RTL Viewer の概要

RTL Viewer を使用することで、 Quartus® Prime プロ・エディションの合成結果または Quartus® Prime 開発ソフトウェアのサードパーティーのネットリスト・ファイルのレジスター・トランスファー・レベル (RTL) をグラフィカルに表示することができます。

Verilog HDL Design Files (.v)、SystemVerilog デザインファイル (.sv)、VHDL デザインファイル (.vhd)、AHDL Text デザインファイル (.tdf)、または回路図ブロック・デザイン・ファイル (.bdf) を含むサポートされている Quartus® Primeデザイン入力方法を使用するデザインに向けた Analysis & Elaboration 後の結果を表示できます。

合成ツールを介して Verilog Quartus Mapping ファイル (.vqm) または Electronic Design Interchange Format (.edf) ファイルを生成するデザインのアトム・プリミティブ (デバイス・ロジック・セルや I/O ポートなど) の階層を表示することもできます。

RTL Viewer は、Analysis & Elaboration の後、または Quartus® Prime 開発ソフトウェアがネットリスト抽出を実行した後、ただしテクノロジー・マッピングと合成またはフィッター最適化の前に、デザインネットリストの回路図ビューを表示します。このビューは予備的な最適化前のデザイン構造を示し、元のソースデザインを厳密に表しています。
  • Quartus® Prime プロ・エディションの合成を使用して合成されたデザインの場合、このビューは Quartus® Prime開発ソフトウェアによるデザインファイルの解釈方法を示します。
  • サードパーティー・ツールを使用して合成されたデザインの場合、このビューは合成ツールが生成したネットリストを示します。

Quartus® Primeプロジェクトに対して RTL Viewer を実行するには、最初にデザインを解析して RTL ネットリストを生成します。デザインを解析して RTL ネットリストを生成するには、Processing > Start > Start Analysis & Elaborationをクリックします。また、 Quartus® Primeコンパイルフローの最初の Analysis & Elaboration ステージを含んでいる任意のプロセスでフル・コンパイルを実行できます。

RTL Viewer を開くには、Tools > Netlist Viewers > RTL Viewer の順でクリックします 。