Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: デザイン最適化

ID 683641
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.5.4.2. フィッターによる配線可能性の積極的な最適化

Fitter Aggressive Routability Optimizations ロジック・オプションを使用すると、フィッターによる配線可能性の積極的な最適化を実行するかどうかを指定できます。Aggressive Routability Optimizations を実行すると、デザインのスピードが減少するだけではなく、同時に配線ワイヤーの使用量と配線時間も減少させることができます。

このオプションは、配線リソースの結果が no-fit エラーでかつ、配線ワイヤーの使用量を抑えたい場合に有効です。

以下の表には、 Fitter Aggressive Routability Optimizations ロジック・オプションの設定方法を示しています。

表 26.  Fitter Aggressive Routability Optimizations ロジック・オプションの設定
設定 説明
Always Fitter Aggressive Routability Optimizations ロジック・オプションを Always に設定した場合、ワイヤー使用量が低減されるので、デザインのパフォーマンスに影響する場合があります。
Never ワイヤー使用量の低減よりもタイミングの改善が重要な場合は、このオプションを Automatically または Never に設定します。
Automatically フィッターは、デザインの配線可能性およびタイミング要件に基づいて、積極的な配線最適化を自動的に実行します。ワイヤー使用量の低減よりもタイミングの改善が重要な場合、このオプションを Automatically または Never に設定します。