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3.1.1. Avalon® -STコンフィグレーション・スキームのハードウェア・コンポーネントとファイルタイプ
3.1.2. Avalon-STデバイス・コンフィグレーションの有効化
3.1.3. AVST_READY信号
3.1.4. RBFコンフィグレーション・ファイルのフォーマット
3.1.5. Avalon-STシングル・デバイス・コンフィグレーション
3.1.6. Avalon® -ST コンフィグレーション・スキームのデバッグ・ガイドライン
3.1.7. Avalon® -STコンフィグレーション・スキームで使用するIP: Parallel Flash Loader II Intel® FPGA IP (PFL II)
3.1.7.4.1. FPGA Avalon-STピンに対するParallel Flash Loader II Intel® FPGA IPで推奨されるデザイン上の制約
3.1.7.4.2. QSPIフラッシュ使用時にParallel Flash Loader II Intel® FPGA IPで推奨されるデザイン制約
3.1.7.4.3. CFIフラッシュ使用時にParallel Flash Loader II Intel® FPGA IPで推奨されるデザイン制約
3.1.7.4.4. 他の入力ピンに向けたParallel Flash Loader II Intel® FPGA IPで推奨される制約
3.1.7.4.5. 他の出力ピンに向けたParallel Flash Loader II Intel® FPGA IPで推奨される制約
3.2.1. ASコンフィグレーション・スキーム・ハードウェア・コンポーネントとファイルタイプ
3.2.2. ASシングル・デバイス・コンフィグレーション
3.2.3. 複数のシリアル・フラッシュデバイスを使用するAS
3.2.4. ASコンフィグレーション・タイミング・パラメーター
3.2.5. 許容スキューについてのガイドライン
3.2.6. シリアル・フラッシュデバイスのプログラミング
3.2.7. シリアル・フラッシュメモリーのレイアウト
3.2.8. AS_CLK
3.2.9. アクティブ・シリアル・コンフィグレーション・ソフトウェアの設定
3.2.10. Quartus® Primeのプログラミング手順
3.2.11. ASコンフィグレーション・スキームのデバッグ・ガイドライン
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5.6.5. アプリケーション・イメージの追加
次の手順を実行して、フラッシュメモリーにアプリケーション・イメージを追加します。
- Tclコンソール ウィンドウで QSPI_OPEN および QSPI_SET_CS コマンドを実行して、AS x4インターフェイスとフラッシュメモリーへの排他的アクセスを設定します。これで、QSPI_CLOSE コマンドを実行してアクセスを放棄するまで、AS x4インターフェイスとフラッシュに排他的にアクセスできるようになります。新しいアプリケーション・イメージをフラッシュメモリーに書き込むには、QSPI_WRITE コマンドを使用します。
- また、rsu1.tcl スクリプトには、新しいアプリケーション・イメージをフラッシュメモリーにプログラミングする program_flash 関数が含まれています。次のコマンドは、このタスクを実行します。
program_flash new_application_image.rpd 0x03FF0000 1024
program_flash 関数は3つの引数を取ります。
- フラッシュメモリーに書き込む .rpd ファイル
- 開始アドレス
- 各 QSPI_WRITE コマンドで書き込むワード数。QSPI_WRITE は、各書き込み命令で最大1024ワードをサポートします。
図 86. 新しいアプリケーション・イメージのプログラミング$ source rsu1.tcl /channels/local/top/master_1 $ program_flash new_application_image.rpd 0x03ff0000 1024 total number of words is 584704 total number of page is 571 total number of sector is 36 reading rpd is completed start writing flash writing flash is completed
- QSPI_WRITE コマンドを使用して、新しいアプリケーション・イメージの開始アドレスを、コンフィグレーション・ファームウェア・ポインター・ブロック (CPB) 内の新しいイメージ・ポインター・エントリーに書き込みます。書き込みを開始する前に、新しいイメージ・ポインター・エントリーの値が 0xFFFFFFFF であることを確認してください。
注: HPSを使用してRSUを管理する場合は、コンフィグレーション・ポインター・ブロック (CPB0およびCPB1) とサブパーティション・テーブル (SPT) の両方のコピーを更新する必要があります。HPS以外の場合、ポインターブロックの両方のコピーの更新は必須ですが、サブパーティション・テーブルの更新は必要ありません。SPTおよびCPBにおけるサブパーティション・テーブルのレイアウトおよびポインタ・ー・ブロックのレイアウトの詳細については、「サブパーティション・テーブルのレイアウト 」および「ポインタ・ー・ブロックのレイアウト 」を参照してください。
上で説明した例に基づくと、CPB0およびCPB1のアドレスオフセット 0x20 は、アプリケーション・イメージの開始アドレスを指している必要があります。新しいアプリケーション・イメージの開始アドレスを次のイメージ・ポインター・エントリーに書き込む前に、次の新しいイメージ・ポインター・エントリーの値は 0xFFFFFFFF である必要があります。
CPB開始アドレス + 0x20 | コンテンツ | 値 |
---|---|---|
CPB0 + 0x20 = 0x004A0020 | 現行のアプリケーション・イメージ・ポインター・エントリー (最優先) | 0x004B0000 |
CPB0 + 0x28 = 0x004A0028 | 次のイメージ・ポインター・エントリー | 0xFFFFFFFF |
CPB1 + 0x20 = 0x004A8020 | 現行のアプリケーション・イメージ・ポインター・エントリー (最優先) | 0x004B0000 |
CPB1 + 0x28 = 0x002EC028 | 次のイメージ・ポインター・エントリー | 0xFFFFFFFF |
QSPI_read 関数を使用して、新しいイメージ・ポインター・エントリーの値が 0xFFFFFFFF であることを確認できます。QSPI_read 関数は2つの引数を受け取ります。
- 開始アドレス
- 読み出すワード数
図 87. 新しいイメージ・ポインター・エントリー値が 0xFFFFFFFF であることの確認
$ qspi_read 0x004a0020 1 0x004b0000 $ qspi_read 0x004a0028 1 0xffffffff % qspi_read 0x004a8020 1 0x004b0000 % qspi_read 0x004a8028 1 0xffffffff
これで、QSPI_write_one_word 関数を使用して、新しいアプリケーション・イメージ・アドレスを次のイメージ・エントリーに書き込むことができます。QSPI_write_one_word 関数は2つの引数を受け取ります。
- アドレス
- ワードの値
図 88. 新しいイメージ・ポインター・エントリーへのアドレス・ポインターの書き込み
% qspi_write_one_word 0x004a0028 0x03FF0000 % qspi_write_one_word 0x004a8028 0x03FF0000
これで、QSPI_read 関数を使用して次のイメージ・ポインター・エントリーを実行して、目的の新しいアプリケーション・イメージの開始アドレスが書き込まれていることを確認することができます。
図 89. 新しいイメージポインターへの更新の確認
% qspi_read 0x004a0028 1 0x03FF0000 % qspi_read 0x004a8028 1 0x03FF0000
ホストソフトウェアは、nCONFIG ピンをアサートすることで、新しいアプリケーション・イメージでAgilex 7 FPGAをリコンフィグレーションできるようになります。または、PCBの電源を入れ直します。リコンフィグレーション後、現在のイメージアドレスを確認してください。予期されるアドレスは 0x03ff0000 です。新しいイメージを追加すると、アプリケーション・イメージ・リストには、新しく追加されたアプリケーション・イメージとセカンダリー・イメージとなった古いアプリケーション・イメージが含まれます。新しく追加されたアプリケーション・イメージが最も高い優先度を持ちます。
注: リモート・システム・アップデート・ホストがアプリケーション・イメージをロードすると、決定ファームウェアはイメージ・ポインター・エントリーを逆の順序で走査します。デバイスを再起動すると、新しいイメージが最も優先されます。