Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
Public
ドキュメント目次

4.3. PLLリセット信号のゲーティング

以前のFPGAデバイスファミリーでは、多くのPLLロック信号を使用し、PLLがロックされるまでカスタムFPGAロジックをリセット状態にしていました。より新しいIntelデバイスファミリーでは、PLLのロック時間は初期化時間よりも短い場合があります。一部のケースでは、デバイスが初期化を完了する前にPLLがロックする場合があります。そのため、PLLのロック出力を使用してAgilex 7デバイスでリセットを制御する場合、次の図で示されるように、nINIT_DONE でPLLリセット入力をゲーティングする必要があります。

nINIT_DONE 信号は、Reset Release IPから直接駆動されているものかFPGAコア・ロジック・セルを介した外部入力からのものかにかかわらず、FPGAコンフィグレーション中は使用できません。リセットを制御するために nINIT_DONE を使用するロジックは、FPGAコンフィグレーション中は再アサートを許容するようデザインする必要があります。

図 64. nINIT_DONEを使用したPLL_Reset信号のゲーティング

リセット シーケンスで PLL_Lock を使用している場合のもう1つの方法は、PLL_Lock 出力を nINIT_DONE 信号でゲートすることです (PLL_Lock && !nINIT_DONE)