Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

5.2. 非HPSのリモート・システム・アップデート更新機能を実行するためのガイドライン

図 71. フラッシュメモリーに保存されたイメージを使用したRSUの実装に使用するAgilex 7モジュールおよびインターフェイス
リモート・システム・アップデートを実装する際に従うべきガイドラインは次のとおりです。
  1. ファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージには、少なくともリモート・システム更新ホスト・コントローラーおよびMailbox Client Intel® FPGA IPを含める必要があります。
    • カスタムロジック、 Nios® IIプロセッサー、またはJTAG to Avalon Master Bridge IPをリモート・システム更新ホスト・コントローラーとして使用することができます。
    • リモートシステム更新ホスト・コントローラーは、Mailbox Client Intel® FPGA IPを介してSDMにコマンドを送信し、SDMからの応答を受信することによって、リモートシステム更新機能を制御します。Mailbox Client Intel® FPGA IPは、リモートシステム更新ホストとSDMの間のメッセンジャーとして機能します。
  2. 初期RSUイメージファイルには、ファクトリーイメージと少なくとも1つのアプリケーション・イメージが含まれている必要があります。リモートシステム更新イメージは、フラッシュメモリーにプログラミングする必要があります。ファクトリーイメージの複製コピーを使用して、実際のアプリケーション・イメージが完成する前にRSU機能の開発を開始できます。ユーザー モードでは、追加のアプリケーション・イメージをプログラミングできます。
  3. リモート・システム・アップデートでは、AS x4コンフィグレーション・スキームを使用して初期RSUイメージでFPGAをコンフィ グレーションする必要があります。
  4. デバイスがファクトリーイメージまたはアプリケーション・イメージのいずれかでユーザー モードになると、リモート・システム更新ホストは次のリモート・システム更新操作を実行できます。
    1. アプリケーション・イメージまたはファクトリーイメージでデバイスをリコンフィグレーションする
      1. ファクトリーイメージからアプリケーション・イメージへ、またはその逆
      2. アプリケーション・イメージから別のアプリケーション・イメージへ
    2. アプリケーション・イメージの消去
    3. アプリケーション・イメージの追加
    4. アプリケーション・イメージまたはファクトリーイメージの更新