Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

3.2. ASのコンフィグレーション

ASコンフィグレーション・スキームでは、Agilex 7デバイスのSDMブロックは、コンフィグレーション・スキームおよびインターフェイスを制御します。シリアル・フラッシュ・コンフィグレーション・デバイスは、コンフィグレーション・データを保存します。ASコンフィグレーション中、SDMは最初にブートROMで電源をONにします。次に、SDMはASx4フラッシュから初期設定ファームウェアをロードします。コンフィグレーション・ファームウェアがロードされた後、このファームウェアはI/OコンフィグレーションやFPGAコアのコンフィグレーションを含む残りのコンフィグレーションプロセスを制御します。HPSを含むデザインでは、初期設定後にHPSを使用してシリアル・フラッシュメモリー にアクセスできます。

注: シリアル・フラッシュ・コンフィグレーション・デバイスは、Agilex 7デバイスの VCCIO_SDM がランプアップする前に完全にパワーアップする必要があります。電源シーケンスの詳細は、 Agilex 7パワー・マネジメント・ユーザーガイドを参照してください。
重要: シリアルフラッシュまたはクアッドSPIフラッシュ・リセット・ピンを AS_nRST ピンに接続してください。SDMは、QSPIリセットを完全に制御する必要があります。クアッドSPIリセットピンは、外部ホストに接続しないでください。

ASコンフィグレーション・スキームは、ASx4 (4ビットデータ幅) モードのみをサポートします。

表 35.   Agilex 7コンフィグレーション・データ幅、クロックレート、およびデータレート
モード データ幅 (ビット) 最大クロックレート 最大データレート MSEL[2:0]
Active アクティブ・シリアル (AS)

4

166MHz 664Mbps

Fast mode - 001

Normal mode - 011

表 36.  ASコンフィグレーション・スキームに必要なコンフィグレーション信号
コンフィグレーション機能 ピンのタイプ 入力/出力 電源供給元
nSTATUS SDM I/O 出力 VCCIO_SDM
nCONFIG SDM I/O 入力 VCCIO_SDM
MSEL[2:0] SDM I/O 入力 VCCIO_SDM
AS_nCSO[3:0] SDM I/O 出力 VCCIO_SDM
AS_DATA[3:0] SDM I/O 双方向 VCCIO_SDM
AS_CLK SDM I/O 出力 VCCIO_SDM
AS_nRST 12 SDM I/O 出力 VCCIO_SDM
注: CONF_DONE および INIT_DONE コンフィグレーション信号は必須ではありませんが、Intelでは、これらの信号を使用することをお勧めしています。SDMは、完全なビットストリームの受信に成功した後、CONF_DONE 信号をHighで駆動します。SDMはデバイスが完全にユーザーモードになったことを示すため、INIT_DONE 信号をHighで駆動します。これらの信号は、コンフィグレーションをデバッグする際に重要となります。

ASx4コンフィグレーション・スキームに向けたMSELピンの機能

SDMは、SDM Start状態で電源投入直後に MSEL ピンをサンプリングします。SDMが MSEL ピンをサンプリングした後、MSEL ピンはアクティブLowのチップ・セレクトになります。単数のフラッシュデバイスを使用するASx4デザインの場合、SDMがQSPIフラッシュとの通信を開始すると、AS_nCSOO がLowでアサートされます。残りのチップ・セレクト・ピンである AS_nCSO1 - AS_nCSO3 はHighでディアサートされます。

12 現在使用していない場合でも、将来の互換性を確保するためにピンを接続してください。