Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
Public
ドキュメント目次

5.5.3. ファクトリー・アップデート・イメージの生成

次の引数を指定して、quartus_pfg を実行することにより、コマンドラインから直接ファクトリー・アップデート・イメージを生成できます。
quartus_pfg -c fpga.sof factory_update.rpd -o mode=ASX4 -o bitswap=ON -o rsu_upgrade=ON

あるいは、ファクトリー・アップデート・イメージ (.rpd) の生成には Quartus® Primeプロ・エディション Programming File Generator を使用することができます。このイメージは、決定ファームウェア、決定ファームウェア・ツリー、およびファクトリー・イメージの更新に使用することができます。

注: フラッシュメモリーのプログラミングにはイメージアドレスのファームウェア・ポインター情報が含まれます。フラッシュデバイスに向けた .rpd の生成に Programming File Generator を使用する必要があります。
ファクトリー・イメージの生成時に以下のコマンドを使用するか、またはProgramming File Generatorの保存した設定ファイル (.pfg) を使用することで、ファクトリー・イメージの直接フォールバック機能を有効にすることができます。
quartus_pfg -c fpga.sof factory_update.rpd -o mode=ASX4 -o bitswap=ON -o rsu_upgrade=ON -o factory_fallback=ON
  1. Fileメニューで、Programming File Generatorをクリックします。
  2. Device familyドロップダウン・メニューから、Agilex 7を選択します。
  3. Configuration modeドロップダウン・メニューから、コンフィグレーション・モードを選択します。現行版の Quartus® Primeでは、Active Serial x4コンフィグレーション・モードのRSU機能のみをサポートしています。
  4. Output Filesタブで、出力ディレクトリーとファイル名を割り当てます。
  5. 出力ファイルの種類を選択します。
    • Raw Programming File (.rpd)
  6. デフォルトでは、 .rpd ファイルタイプはリトル・エンディアンです。使用しているサードパーティー・プログラマーがリトル・エンディアンをサポートしていない場合、Bit swapOn に設定し、ビッグ・エンディアン形式の .rpd ファイルを生成します。
    注: インテルが提供する rsu1.tcl スクリプトは、ビットスワップ操作を実行します。したがって、このスクリプトを使用している場合は、Bit swapOffに設定します。
  7. Input Filesタブで、Add Bitstreamをクリックします。必要に応じて、Files of typeをSRAMオブジェクト・ファイル (*.sof) に変更します。次にファクトリー・イメージの .sof ファイルを選択し、Openをクリックします。
    図 78. .sofファイルの指定
  8. .sof を選択し、Propertiesをクリックします。Generate RSU factory update imageOnにします。Bootloaderファイルを指定します。
    注: HPSをサポートする Agilex 7 デバイスに対してはBootloaderファイルのみ指定する必要があります。
    注:

    ファクトリー・イメージの直接フォールバック機能を有効にするには、Direct factory image fallbackOnにします。この手順はオプションです。

    Generate RSU factory update imageOffで設定されている場合は、Direct factory image fallbackは無効となります。

  9. RSUプログラミング・ファイルを生成するには、Generateをクリックします。これで、フラッシュメモリー内のファクトリー・イメージ、決定ファームウェア、および決定ファームウェア・データを更新することができます。コンフィグレーションは、 .pfg ファイルに保存し、後で使用することができます。