Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

2.5.3.2. 兼用ピンの有効化

AVST_CLKAVST_DATA[15:0]AVST_DATA[31:16]、およびAVST_VALIDは、兼用ピンです。デバイスがユーザーモードになると、これらのピンは、GPIOまたはトライステート入力として動作します。
これらのピンをGPIOとして使用する場合、次の割り当てを行ってください。
  • I/OバンクのVCCIOを1.2V で設定
  • 1.2 V I/O規格をこれらのピンに割り当て

これらの設定を兼用ピンに割り当てるには、次の手順を実行してください。

  1. Assignmentsメニューで、Deviceをクリックします。
  2. Device and Pin Optionsダイアログボックスで、Dual-Purpose Pinsカテゴリーを選択します。
  3. Dual-purpose pinsの表で、Value列にピンの機能を設定します。
    図 13. 兼用ピンの有効化
  4. OKをクリックし、Device and Pin Optionsを閉じます。
    重要: Avalon® -STコンフィグレーション・スキームを使用する場合、兼用 Avalon® -STピンには次の制限があります。
    • パーシャル・リコンフィグレーション (PR) には、 Avalon® -STインターフェイスは使用できません。
    • HPSを含むデザインでは、ユーザーモードで Avalon® -STピンは使用できません。
    • HPSが含まれないデザインでは
      • Agilex™ 7 AGF 006/008/012/014/022/027およびAGI 022/027デバイスでは、兼用AVSTピンはユーザーモードになった後で使用することができます。入力、出力、双方向の制限はありません。
      • Agilex™ 7 AGF 019/023/035/040、AGI 019/023/035/040、およびAGM 032/039デバイスでは、兼用AVSTピンはユーザーモードになった後で使用することができます。次の表に、それらの制限を表示します。
    表 7.  Avalon Streaming x16およびx32コンフィグレーション・スキームにおける兼用ピンの制限
    兼用ピン Avalon Streaming x16 Avalon Streaming x32
    ユーザーモードで使用しない ユーザーモードで使用する ユーザーモードで使用しない ユーザーモードで使用する
    AVST_CLK 設定: トライステートの入力 設定: 通常のI/Oとして設定

    ピン接続: 入力として設定、ピン・アサインメントですべてのピンを割り当て

    設定: トライステートの入力

    設定: 通常のI/Oとして設定

    ピン接続: 入力として設定、ピン・アサインメントですべてのピンを割り当て

    AVST_VALID
    AVST_DATA[15:0]
    AVST_DATA[31:16] 制限なし
    注:
    • 同じグループ名のピンはすべて、ピン・アサインメントで物理ピンに割り当てる必要があります。例えば、AVST_DATA[15:0]で16あるピンから2つのピンのみ使用する場合、ユーザーデザインで使用されていなくても、16のピンをすべて物理ピンに割り当てする必要があります。
    • ピン・アサインメントされたピンはすべて、ウィークプルアップまたはウィークプルダウンで、既知の状態である必要があります。