Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

5.3.3. エラーコードの回復

次の表では、エラーコードから回復するための可能な手順を示しています。エラー回復は、特定のユースケースによって異なります。
表 47.  既知のエラーコードにおけるエラーコード回復
エラーコードの応答 エラーコードの回復
4 INVALID_COMMAND_PARAMETERS コマンドヘッダーまたはパラメーターが訂正された引数を含むヘッダーを再送信します。

例えば、ヘッダーのLengthフィールド設定が正しい値で送信されるようにします。

6 COMMAND_INVALID_ON_SOURCE JTAG、HPS、またはコア・ファブリックなどの有効なソースからコマンドを再送信します。
8 CLIENT_ID_NO_MATCH クアッドSPIへのアクセスを開いたクライアントによりアクセスが完了するのを待ってから、クアッドSPIへの排他的アクセスを閉じます。
9 INVALID_ADDRESS

考えられるエラー回復手順は次のとおりです。

QSPI操作の場合、
  • 有効なチップセレクトを使用してコマンドを送信します。
  • 有効なQSPIフラッシュアドレスを使用してコマンドを送信します。

RSUの場合、ファクトリー・イメージまたはアプリケーションの有効な開始アドレスを指定してコマンドを送信します。

B TIMEOUT

可能な回復手順は、次のとおりです。

QSPI操作の場合: QSPIインターフェイスのシグナル・インテグリティーを確認して、コマンドを再試行してください。

HPS再始動操作の場合: コマンドの送信を再試行してください。

C HW_NOT_READY

考えられるエラー回復手順は次のとおりです。

QSPI操作の場合
  • ソースを介してデバイスをリコンフィグレーションします。
  • デザインのコンフィグレーションに使用しているIPがQSPIフラッシュへのアクセスを許可していることを確認します。
  • それぞれの QSPI_OPEN 要求の後に QSPI_SET_CS コマンドがあることを確認します。

RSUの場合: RSUイメージを使用してデバイスをコンフィグレーションします。

80 QSPI_HW_ERROR QSPIインターフェイスのシグナル・インテグリティーを確認し、QSPIデバイスが破損していないことを確認します。
81 QSPI_ALREADY_OPEN クライアントはすでにQSPIを開いています。次の操作に進みます。
82 EFUSE_SYSTEM_FAILURE リコンフィグレーションまたは電源の入れ直しを試みます。リコンフィグレーションまたは電源の入れ直し後もエラーが続く場合は、デバイスが損傷していて、回復できない可能性があります。
100 NOT_CONFIGURED HPSをコンフィグレーションするビットストリームを送信します。
1FF ALT_SDM_MBOX_RESP_DEVICE_BUSY

考えられるエラー回復手順は次のとおりです。

QSPI操作の場合: 進行中のコンフィグレーションまたは他のクライアントが操作を完了するのを待ちます。

RSUの場合: デバイスをリコンフィグレーションして、内部エラーから回復させます。

HPS再起動操作の場合: HPSまたはHPS Cold Resetによるリコンフィグレーションが完了するのを待ちます。