Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

3.2.3. 複数のシリアル・フラッシュデバイスを使用するAS

Agilex 7デバイスは、ASコンフィグレーションに向けて1つのASx4フラッシュメモリー・デバイスをサポートしています。デバイスがユーザーモードに入ると、Mailbox Client Intel® FPGA IPまたはHPSを使用して、最大4つのASx4フラッシュメモリーをデータストレージとして使用できます。MSEL ピンはPOR状態の場合にのみ MSEL として機能します。SDMはASx4モードのブートROM状態で MSEL ピンをサンプリングした後、SDMは MSEL ピンをチップ・セレクト・ピンとして再利用します。コンフィグレーション用のASx4フラッシュメモリーとHPS ASx4フラッシュメモリーに適切なチップ・セレクト・ピン接続を確保する必要があります。各フラッシュデバイスには、専用の AS_nCSO ピンがありますが、他のピンは共有されています。

Mailbox Client Intel® FPGA IPを介した複数のシリアル・フラッシュデバイスの接続については、クアッドSPIオペレーションを実行するためのコマンド・シーケンスを参照してください。

図 44. 複数のシリアル・フラッシュデバイスを使用したASコンフィグレーションの接続

次の表は、複数のフラッシュデバイスを使用する場合の静電容量負荷値の範囲でサポートされる最大 AS_CLK 周波数を示しています。 AS_CLK の最大周波数は、クロックソースとして OSC_CLK_1 を使用する、あるいは内部発振器を使用するかによっても異なります。

表 38.  ボード容量負荷とクロックソースに応じた最大AS_CLK周波数この表の値は暫定です。
容量性負荷 (pF) サポートされる最大AS_CLK (MHz)
OSC_CLK_1 (MHz) 内部オシレーター (MHz)
10 166/125 115
30 100 77
37 71.5 77
80 50 58
140 25 25