Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイド

ID 683673
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

3.2.1. ASコンフィグレーション・スキーム・ハードウェア・コンポーネントとファイルタイプ

次のコンポーネントを使用して、ASコンフィグレーション・スキームを実装します。

  • クアッドSPIフラッシュメモリー
  • Quartus® Prime ProgrammerをPCBに接続するための インテル® FPGA ダウンロード・ケーブル II

Configuration via Protocol (CvP) を含むPCIeデザインの場合、IntelはMicron QSPIフラッシュメモリーを使用することをお勧めします。Micron QSPIフラッシュメモリーを使用する場合、ブートROMはASx4モードを使用して初期コンフィグレーション・ファームウェアをより高速にロードし、ホスト列挙のPCIeウェイクアップ時間に対応します。

PCIeデザインに他のタイプのフラッシュメモリーを使用する場合、ブートROMはASx1モードを使用してファームウェアを読み取ります。Intelでは、デバイスがパワーオン・リセット (POR) 状態を終了してから数えて、少なくとも200ms の間、PERST# 信号をLowにアサートすることをお勧めしています。これにより、PERST# 信号がディアサートされる前に、PCIeエンドポイントがリンク・トレーニング状態に入ることが保証されます。

次のブロック図は、ASコンフィグレーション・スキームを使用したコンポーネントとデザインフローを示しています。

図 42. .jicプログラミングのコンポーネントとデザインフロー

.jicを使用したASプログラミングに加えて、ProgrammerはインテルQuartus Primeまたはサードパーティ・プログラマーを使用したASプログラミングに示すように、.pof を使用したクアッドSPIフラッシュの直接プログラミングをサポートします。

表 37.  出力ファイル・タイプ
プログラミング・ファイル・タイプ 拡張子 詳細
JTAG Indirect Configuration File .jic

.jicは、 Intel® FPGA JTAGピン経由でシリアル・フラッシュ・プログラミングを有効にします。このファイルタイプは、ASx4コンフィグレーションでのみ使用できます。ASx4コンフィグレーション・スキームを使用して新しく実装されたボードには、初期SDMファームウェア・プログラミングが必要です。ヘルパーSOFイメージは、必要なSDMファームウェアを提供します。

最初にJTAGケーブルを使用してSDMヘルパー SOFをAgilex 7デバイスにロードします。 その後、SDMはAgilex 7デザインを使用してフラッシュデバイスをロードできます。

Raw Programming Data File .rpd

サードパーティのプログラミング・ハードウェアでコンフィグレーションするためのデータを保存します。.pof また .sof からRaw Programming Dataファイルを生成します。

.rpd ファイルは、.pof または .jic のサブセットであり、クアッドSPIコンフィグレーション・デバイスとリモート・システム・アップデートを使用するアクティブ・シリアル・コンフィグレーション・スキーム用のデバイス固有のバイナリー・プログラミング・データのみを含みます。